
お笑いトリオ・鬼ヶ島解散?投票アプリ「TIPSTAR」がファン交流イベント開催
こうした優先席問題の原因として挙げられるのは、やはり“老人の定義”である。韓国では65歳になると“敬老優待”の資格が与えられ、高齢者カテゴリーに入るのだが、この65歳という年齢設定は、平均寿命が50代半ばだった1950年頃に決められたもの。平均寿命が80歳を超える今の時代には、「65歳はまだまだ若い」という意見が多数を占めている。
福利厚生の一環として行っている“シニアパス”の存在も、優先席不足に大きく関係している。シニアパスは65歳から支給されるもので、いつでも無料で地下鉄を利用できる。ただ、そのせいで特に用事がなくても地下鉄に乗って暇をつぶす人も多く、高齢者の地下鉄利用率は年々増えるばかりなのである。
ソウル市では今後増え続ける高齢者数に応じて、地下鉄の優先席を増やすことを検討中というが、急速に進む高齢化社会対策の第一歩は、やはり優先席問題をクリアすることかもしれない。
(取材・文=李ハナ)