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中国“山奥の私塾”で子どもを仙人に養成!? ネット民「ぜひ通わせたい」「金持ちのエゴだ!」

shijyuku004.jpg中国医学にのっとって考えられたメニュー。あまりおいしそうではない……
shijyuku005.jpg弓矢を習う子どもたち。何を射るの?
shijyuku006.jpg書道も重要なカリキュラムのひとつだという

 開塾から5年たち、現在は9人の子どもが日々楽しく生活を送っているという。現代中国では珍しいこの私塾に関して、同国のネットユーザーからは賛否両論の声が上がっている。

「私も子どもにこんな幼年時代を過ごさせたい。一日中携帯で遊んだり、ジャンクフードを食べたり、受験競争のために塾に通わせたりしなくていいから」
「金曜日には大量の宿題で、子どもと週末遊びに行くこともできない」

と小学校教育の現状を嘆き、私塾の存在に賛同する親たちもいれば、

「競争社会へ必ず戻る時が来る。勉強に追いつけなくても、豊かな心が継続できるのか」
「忘れてない? 義務教育を受けさせないのは違法だよ!」
「金持ちのわがまま。金があるから、こんなところで暮らせる」

と、社会への適応ができない不安や、私塾を開いた夫婦が経済的に裕福であることが挙げられ、理解できないという意見も多かった。

 目下、全国には似たような私塾が各省ごとに10~100校ほどあることが報告されているが、全日制の塾は少なく、週末に開講する習い事の範囲を出ていない。私塾には統一された基準があるわけではなく、非常に強い学術性を持ち合わせてはいるものの、基本となる数教科や体系だった音楽、体育などの授業がないため、子どもたちの知識構造に致命的な欠陥をもたらすのではないかとの懸念の声も出ている。
(文=棟方笙子)

最終更新:2016/01/28 16:15
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