そんな場所まで!? 「日本海」表記探しに躍起になる韓国ネット民に、国家機関も企業も戦々恐々
#韓国 #東アジアニュース
「竹島」表記、「旭日旗」デザインに続き、韓国国内の“日本海クレーム”がやたらと目につくようになった。
例えば5月17日、春川市にある世宗ホテル春川のホームページの地図上で、日本と韓国の間にある海を「日本海」と表記していたというニュースが報じられている。去る4月には、「カカオトーク」などで知られるダウムカカオの公式ホームページで、「日本海」と表記された地図が使われていたことも判明。発見した市民団体は、「韓国を代表する大型ポータルモバイルの公式ホームページで“日本海”と表記された地図を使用しているというのは、衝撃を超えて嘆かわしいこと」などとメディアに漏らしている。
企業だけでなく、京畿中小企業総合支援センターなどの国家機関でも同じ“失敗”を犯しており、ネット上には「●●企業・団体のホームページで日本海表記騒動」などとタイトルを打った記事がズラリと並ぶ。
なぜ各企業や機関が日本海表記の地図を使ってしまうのかというと、彼らの公式ホームページで使われている地図が、基本的にグーグルマップだからだ。ドメインmaps.google.comのごくごく一般的なグーグルマップを使うと、「日本海」「竹島」と表記されることがわかる。
ご存じの方もいるだろうが、実はグーグルマップには「東海」「独島」と表記されるバージョンもある。ドメインmaps.google.co.krのグーグルマップがそれだ。“韓国対策済み”バージョンといったところか。おそらく韓国の業者らは、自社の地図をホームページに掲載するに当って一般的なグーグルマップを選択してしまい、対策済みバージョンを知らなかったと考えられる。その結果、「意識が低い」「歴史的経緯を知らない会社」などと、韓国ネチズンの指摘を受けているわけだ。
それにしても、「日本海」表記の地図を使っているかどうかは、ホームページに記載されている地図を縮小していちいち確認しなければ、絶対に見つけることができない。それだけに、韓国人の「日本海」表記に対する執念を感じずにはいられない。
最近、韓国教育放送公社(EBS)が制作・販売し、35万部も売られていた学習書でも「日本海」表記が見つかっている。問題となったのはテキストの中身ではなく、表紙。フランスの古地図を使ったデザインになっているのだが、そこには「MER DU JA」という文字が入っている(※冒頭の写真)。
デザイン上、文字が切れてしまっているものの、「MER DU JA」を表しており、フランス語で日本海という意味だそう。発見者は高校生で、その博識さをもっとほかのところに生かしてほしかった気もするが、とにかく驚きの発見力だ。制作したEBSは「教材を制作する過程で確認すべきだった。このような大きな失敗をしたことについて深く反省する」と伝えており、全品回収して刷り直すという最悪の事態になっている。
今後も、しばらくこの流れは続きそうだ。
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