モンゴロイドに学んだシャンプーで髪の毛をもっふもふにせよ!
ライターといえば、御存知の通り昼夜逆転した不摂生な生活を送る代名詞のような存在。日々締め切りに追われ、日が昇っても眠れないなんていうことはしばしばだ。当然、規則正しい毎日など送れるわけもなく、慢性的な睡眠不足や、食生活の乱れなど、キャリアを重ねるたびに健康は蝕まれつつある……。
そんな不健康を絵に描いたような生活を送る筆者に対して、妻が先日、ついに言い放ったのが「髪、薄くなってない?」の一言。ついに、ついにその時が来たのか……。父も祖父もつるっつるのハゲというDNAレベルの宿命を負っているとはいえ、まさか齢31歳にしてこの時が来るとは……。通りで、最近、妻の態度が冷たいわけだ。ゲゲゲの鬼太郎は、髪が奪われると妖力が半減してしまうが、このままでは髪の毛を気にするあまり、筆力を奪われ仕事も手につかなくなってしまうだろう……。それだけではない、ハゲの無職に失望した妻は、きっとフサフサの男と不倫に走ってしまうはずだ。まずい……まずいぞ!
と、動揺と頭皮を隠せない筆者に、救世主が現れた。
その名は『モンゴ流シャンプーEX』! 渋谷、新宿、池袋など東急ハンズのヘアケア部門や、楽天市場ランキングでも堂々1位を獲得しているこのシャンプー。数多くの天然植物成分が配合されており、抜け毛・薄毛の原因となるAGAや不飽和脂肪酸不足、過剰な皮脂の分泌から大切な髪を守ってくれるスグレモノだ。しかも、この春にリニューアルされ、天然植物成分が24種類から30種類にグレードアップしたというではないか! ノンシリコン、香料や着色料などの化学物質が無添加なのも嬉しい!
ところで、この『モンゴ流』という不思議な名前はいったい何に由来しているのだろうか? ホームページを確認すると、モンゴル人とインディアンというモンゴロイドの秘密に着目したことが、この名前の由来になっているという。古来より、モンゴロイドはイラクサ、ユッカ、シーバックソーンという3種類の植物「モンゴロイド3大伝承成分」を使用しており、それらのおかげで、あのフサフサな髪が保たれている。今はなき「日光ウェスタン村」のCMによれば、インディアンは嘘はつかない。よし、インディアンの教えを信じよう! 同じモンゴロイドである日本人なら、これらを使用すれば髪の悩みは解決できるだろう。
というわけで、高級感溢れる深紫色のボトルを携えて、風呂場に直行だ!
シャンプーボトルから緑の液体がニュルリと飛び出し、天然ハーブの心地いい香りが浴室に充満する。着色料不使用にもかかわらず、この天然の緑色は信頼の証! 普通にシャンプーをするだけでなく、3分間泡パックすると、頭皮の汚れが落ちるばかりか、天然植物成分がじわじわと浸透していく……。「ありがとう」「嬉しいよ」「生き返るぜ!」と、髪の一本一本が喜んでいる声が聞こえる! 聞こえるぞー!
と、しばしの妄想を繰り広げていると、あっという間に3分が経過。ぬぬ!? 洗い流してみると、髪にハリとコシが出てきたんじゃないか!? 「いやいや、影響されすぎだよ!」という突っ込みが読者から聞こえてきそうな気がするが、毎日使い続けていくと、確かに親から受け継いだ極細の髪の毛にはしっかりとした強さが生まれてきた。さらに、髪にはツヤが生まれ、スタイリングもしやすくなり……といいことづくめ! わずか2週間の使用なので髪の本数自体は増えていないだろうが、コシが生まれた髪は健康的で黒々とした存在感を発揮するようになったのだ!
ビフォー・アフターの写真を見比べて見ると、その結果は一目瞭然。髪1本1本が強くピンピンしており、生え際が、頭頂部が、しっかりと黒いもので覆われているじゃないか! 正直、ここまで変わると思っていなかったから、驚きだ。
何よりも、髪が元気になっていくにつれて、自分に自信がつき、妻の見る目も少しずつ変わってきた(はず)のが嬉しい。4,980円と、普通のシャンプーに比べれば決して安くない金額だが、約4カ月使えて、薄毛を気にせず仕事ができるのであればモンゴ流を続ける価値は十分ありそうだ。
よーし、これで心置きなく徹夜で原稿が書けるぞ!
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