週刊誌スクープ大賞
“最強横綱”白鵬のモンゴル出身愛人報道が「突然の引退」につながる可能性も?
2015/05/04 21:00
#出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
それにしても白鵬が夜ごとマンションに現れれば目立つことは間違いない。知り合って4~5年にもなるというのに、どうしてこれまで表沙汰にならなかったのだろう。
大相撲村に生息している力士たちはもちろんのこと、新聞やテレビの記者たちも知っていながら知らない素振りを決め込んでいたに違いない。だが、このところ白鵬の記者嫌いやモンゴル籍のまま親方になりたいという、協会側からすると「わがまま」に、この辺でお灸をすえてやれという、どこからかの“意向”が働いたのかもしれない。
相撲ジャーナリストの中澤潔氏はこう話す。
「今や相撲界は白鵬の天下です。強ければ何をやってもいいとモンゴル流に解釈しているのでしょうが、そういう点では傍若無人だった朝青龍とそっくりです。いまの相撲界には国技を継承しているという自覚がある力士は皆無で、その象徴が白鵬なのだと思います」
私は、このいい方は白鵬に酷だと思う。戦後の相撲の歴史に燦然と輝く金字塔を建てても、異国から来た横綱を見る日本人の眼差しは、かつての若乃花や栃錦、貴乃花ほどには温かくはない。
早く白鵬を土俵に這わせる日本人力士が出てこないのか。そいう空気は土俵にいる白鵬には嫌というほどわかるに違いない。この愛人騒動が「白鵬突然の引退」につながらないか、心配である。
(文=元木昌彦)
最終更新:2015/05/04 21:00
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