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そんな中、2時間20分に渡る死闘を制したのは、24歳の女子大生。賞品のApple Watchを手にした彼女は、喜びの余り涙を流していた。
韓国発祥とされるぼんやり大会だが、昨年は成都市や上海市でも開催されるなど、中国国内で流行している。殺伐とした中国社会にあって、一番ぼんやりしている者が勝者となるという逆転的ルールが、人々にウケているのかもしれない。
中国版Twitter「微博」上には、
「これは一種の芸術だ。現代人は日々追われるように生活して、大切なものを忘れている。たまには止まってぼんやりして、考えたり考えなかったりするのも一つの生き方じゃないのか」
といった書き込みも見られた。
しかし実際は、微動だにこそしない参加者たちの目はぼんやりどころではなく、Apple Watchを見据え、鋭く光っていたのであるが……。
(文=牧野源)