日本テレビ『ミヤネ屋』ひとり勝ちの裏で……フジテレビ・TBS午後帯“大惨劇”のワケ
#フジテレビ #TBS #ミヤネ屋 #宮根誠司
視聴率が低迷して久しいTBSが、4月から激化した平日昼帯の“ワイドショー枠”をテコ入れ。これまでドラマの再放送をしていた枠を、系列局から番組をネットする形に変えた。だが、視聴率低迷から脱却することはできず、嘆きの声が聞こえてくる。
『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)の牙城を崩すべく、今春各局が動きだした。フジテレビ系は『直撃LIVE グッディ!』を編成。
「前半1時間は全国ネット枠、後半1時間は系列局が任意でネットできるように編成。これは、最初の頃の『ミヤネ屋』と同じ形。徐々に浸透させて、視聴率につなげたいという考えのようですが、視聴率が1%台に陥る惨敗ぶり。後続番組もテコ入れをし、『みんなのニュース』に変わりましたが、こちらも散々です」(フジテレビ関係者)
遅ればせながら、TBSもテコ入れに参加。まずは、朝帯にワイドショー『白熱ライブ ビビット』を編成。好調の『ひるおび!』の後続には、系列局・CBCが制作する『ゴゴスマ』をネットすることに決めた。だが、こちらも数字には結びついていない。
「TBSは『ビビット』のテコ入れを優先させるため、昼帯にまで手が回らず、『ゴゴスマ』のネットはCBCに泣きついて、ようやく実現した」(TBS関係者)
だが『ゴゴスマ』は「あくまで東海3県のローカル情報番組。その形を変えない限り、インパクトの強い番組は作れない」(同)といい、TBSがネットしているのも前半の1時間だけ。
「それなのに“数字が獲れない”と嘆かれては、こっちも困ります」(CBC関係者)
いまや午後のワイドショーとして君臨している『ミヤネ屋』も、かつては関西ローカルの番組からスタート。
「日本テレビでネットされるタイミングから、番組演出を含め、全国ネットを意識した番組制作、演出に変更した例もある。他局も含めて、こうやっていかないと、なかなか勝負はできないでしょうね」(在京ワイドショースタッフ)
TBS、フジテレビが『ミヤネ屋』の牙城を崩す日は、遠そうだ。
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