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“ヘビ女”は、なぜ生まれたか……中国・若年化する美容整形と「美人とブスの経済格差」問題

chseikei01.jpgネットで「ヘビ女」と笑われても自信満々の、15歳の整形少女。

 美容整形手術を受けた15歳の少女がSNSにアップした自らの写真が、「妖怪のようだ」と話題になっている。そのシャープな輪郭、白い肌、大きな目と真っ赤な唇という様態から、「ヘビ女」というあだ名まで付けられている始末だ。中国版Twitter「微博」には、

「はっきり言って顔、気持ち悪いわ」
「見るに堪えない! これが美女だって? もし夜中に見かけたら、ビックリしちゃうよ」
「この子は、親や家族はいないのかな? 親がいたら、絶対こんなことさせないよね」

などといった、辛辣なコメントが寄せられている。

 ところが当の彼女に、そんな雑音を気にするそぶりはないようだ。

「私は本当に15歳よ。あなたたちが15歳のとき、誰かにブランドの香水もらったことがある? あなたたちが15歳のとき、高級車で迎えに来てもらったことがある? あなたたちが15歳のとき、毎月50万元(約1,000万円)のお小遣いをもらったことがある? そんな経験すらしたことがないなら、誰も私を批判する資格はないわ」と強弁している。

 美容整形手術が一般化している中国では、患者の低年齢化が進んでいる。上海のある美容整形クリニックでは、夏休みのシーズンになると、手術を希望する大学生で混雑するという(「中国青年報」4月13日付)。

 また、2月11日付の「渤海新聞網」によると、親に無断で手術を受ける未成年が増加しており、親とクリニック側のトラブルが頻発している。その一方で、勉強を頑張ったご褒美として、親が子どもに美容整形手術を受けさせる例もある。河北省唐山市のあるクリニックによると、親に連れられてやって来る10歳未満の子どもも増えているという。

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