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週刊誌スクープ大賞

貴乃花親方後援会パーティーで、怪しい水を宣伝!?「今度はマルチ商法か」 

「銀行は、1兆円以上に膨らんだシャープの負債を『デット・エクイティ・スワップ(DES)』つまり、『債務の株式化』という方法で減らす苦肉の策を提案した。負債のうち2000億円を棒引きにするかわり、銀行がその金額分のシャープ株を持つという荒技である」(現代)

 だが、これは応急処置にしかならないため、経産省所管の官民ファンド・産業革新機構による支援も考えているそうである。

 私はまったくの経済音痴だから、シャープがどのような状態にあるのかよくわからないが、JALの時もそうだったが、なんでもかんでも税金を投入して民間企業を助けるというのは感心しない。

 新自由主義を導入し規制緩和したのだから、小泉や安倍がいつもいってるように、市場に任せればいいのではないか。それこそシャープの人には気の毒だが、自己責任ではないのかね。

 ところで、テレビの司会や映画、ドラマなどで活躍してきたタレントで俳優の愛川欽也さんが亡くなった。享年80。

 今年3月、20年間司会を務めた『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)を降板し、4月には彼が運営するインターネットテレビ局「kinkin.tv」も終了したことで、重病説が週刊誌で報じられていた。妻でタレントのうつみ宮土理は否定していたが、やはり事実だった。

 1971年から始めた深夜ラジオ『パックインミュージック』のパーソナリティとなり、74~86年まで『11PM』(日本テレビ系)の司会を大橋巨泉と務め、人気者になった。

菅原文太とコンビを組んだ映画『トラック野郎』も大当たりし、晩年はニュース番組の司会もこなし、政治的な発言もしていた。

 私は、彼がやっていた『パックインジャーナル』(朝日ニュースター)に一時期、準レギュラーとして出ていた。何度か、自分の芝居を見に来てくれといわれたが、忙しさに取り紛れていけなかったのが残念だ。

 月に1回、1年半ほど番組には出ただろうか。総選挙があれば民主党政権が誕生するといわれていた時期だった。愛川さんは、どんなことをしても政権交代させなければいけないと大声で主張していた。

 番組の中で私が「あまり民主党に期待を持ちすぎるのは気をつけたほうがいい。小沢一郎が裏で操っているのでは、自民党とさして変わらない政権になるかもしれない」と発言したら、私の言葉を遮り、顔を真っ赤にして「そんなことより、何がなんでも政権交代させることが第一です」といって、次の話題に移ってしまった。番組が終わり、プロデューサーが私のところへ来て、申し訳なさそうに「しばらくお休みしてくれませんか」と言った。「愛川さんに言われたのだね」というと、「少し時間がたってから、また声を掛けさせて下さい」と言いながら走り去った。

 あの「おまっとさんでした」が聞けないと思うと、チョッピリ寂しい。そういえば現代の連載コラムで大橋巨泉さんが、がんの転移のため4度目の手術をすると書いている。本気で反戦を訴える人が次々にいなくなってしまうということは、ひと世代下のわれわれが意見を聞く相手がいなくなることを意味する。困ったものだ。

第4位は新潮。貴乃花と夫人の景子さんが開いたサポーター制の設立パーティーが大阪のホテルであったそうだが、その会場に置かれたサーバーに入っている水がおかしいと、報じている。

 この水を扱っているのは「株式会社MiZ(以下、M社)」というマルチ商法の会社だという。商品名は「高機能DDSサプリメント補水液」というそうで、この水には免疫力を高める効果があると謳っている。免疫力を高める黒酵母βグルカンは水溶性で、体には吸収されにくいのだが、DDSという独自の技術を開発して吸収しやすくしたというのだ。

 景子夫人も件のパーティーで「素晴らしい水です」と宣伝していたそうだが、これが相当いかがわしい商品らしいのだ。

 製品そのものの欠陥もあるそうだが、そもそも社がセミナーやパンフレットに掲載している高知大学医学部教授らの臨床データなどが、彼らになんの許可もなく使われているというのである。

 彼らが研究している黒酵母βグルカンは体内で吸収できるものではなく、まだまだ基礎研究の段階だという。彼らの開発したβグルカンをDDSで体内に吸収させる印象を受けるが、「そんなことはあり得ない話です」と全面否定しているのだ。

 とんでもない商品を売っているM社の陶山慶子社長の、とんでも発言はこうだ。

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