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中国“ヤバい”漫画家・孫向文の「チャイナめった斬り」

「日本人女性はみんなエロい!?」訪日中国人が痴漢行為に走るワケ

■中国人は、みんな日本のAVで興奮している

 エロが非合法な国である中国においては、自国産のAVがまったくないため、日本のAVが大人気です。みんなネット上でダウンロードして見ていますし、街中ではこっそりと日本のAVの海賊版が販売されています。AV女優ですと、とりわけ蒼井そらの人気が高く、中国版Twitter「微博」のフォロワー数は、なんと1,500万人にも達しています。

 そんな日本のAVですが、中国で出回っているタイトルを見てみると、出演している女優は、大きく2つのタイプの女性に分類できるのではないでしょうか。ひとつは、自分から積極的に男優の服を脱がせ、その体の上にまたがっていくような淫乱タイプ。そして、もうひとつは、たとえ男が乱暴に迫ってきても、されるがままに受け入れてしまう大和撫子タイプ。

 AVの中には、3~4人の男性に一気に迫られる理不尽なシチュエーションもありますが、それでも、AV女優たちは、けなげに全員の相手をします。

 多くの中国人男性にとって、日本人女性を見る機会はAVぐらいしかありません。つまり、AVに登場する女性こそが、日本人女性なのだと勘違いしてしまうわけですね。そして、こういう勘違い男たちが、日本にやって来ると、こう考えてしまうのです。

「せっかく日本に来たんだから、性的好奇心旺盛な日本人女性と街中でエッチなことをしよう。日本人女性ならば拒まないはずだ……」

 こうして、ムラムラとして痴漢行為に及ぶわけです。ですが、実際には、日本人女性はAV女優のように性に対して積極的な人ばかりではないですし、従順でもありません。そして、わいせつ犯たちは、過ちを犯してから初めて、日本の迷惑防止条例が中国以上に厳しいことに気付くのです(苦笑)。

 今回の痴漢報道に対する中国のネット民の反応は、以下のようなものでした。

「AVと現実を区別しろ! バカ!」
「AVを見て日本人女性が抵抗しないと思っている奴ら、どんだけバカなんだ……」
「日本観光する前に、教育が必要だ! 予備知識がないと、中国人の恥を晒し放題になってしまう」
「抗日ドラマを見すぎて、日本人女性に復讐したくなったのか?」
「日本に行かないで、中国の自宅でオナニーしていなさい」
「性欲は風俗店で解決しろ!」

 まあ、ネット民はおおむね、まともでしたね(笑)。

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●そん・こうぶん
中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。
<https://twitter.com/sun_koubun>

最終更新:2015/04/16 21:00
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