アメリカが認めた“ハンバーガー中国起源説”に、人民が微妙な反応「あの国が黙ってない」
2015/04/16 15:30
#中国 #東アジアニュース
ロウジァモーは、平たいパンに切り込みを入れて肉を詰め込んだもの
ハンバーガーといえばアメリカ生まれのファストフードだが、これが実は中国起源だったというニュースが中国人民たちを驚かせた。ハンバーガーの起源とされたのは、中国ではおなじみのストリートフードであるロウジァモー(肉夾★=★は食へんに「莫」)で、蒸しパンのようなものを指す。つまり、肉を挟んだパンという意味になる。
ロウジァモーは中国西北部にある陜西省の名物料理で、現在では中国全土で食べられている小吃(スナック)の一つ。平たいパンの中に炒めた肉の細切れが入っており、路上の屋台などで一つ100~200円ほどで売られている。小腹がすいた時に食べるにはちょうどいいおやつだ。
ロウジァモーが売られているのは、このような屋台や簡易店舗がほとんど
発酵させた生地を、鉄釜の内側に貼り付けて焼く。フライパンで焼くことも多い。スパイスで味付けした細切れ肉を炒め、焼き上がったパンに入れて出来上がり
このハンバーガー中国起源説、なんでもかんでも自分たちを起源にしたがる某隣国の“ウリジナル”とは異なり、中国人たちが自ら言いだしたわけではない。ハンバーガーの“祖国”であるアメリカのニュースサイト「ハフィントン・ポスト」が、4月8日付の記事で「世界で最初のハンバーガーは中国から」と伝えたことから始まっているのである。そもそも中国自身がロウジァモーを英語で「チャイニーズ・ハンバーガー」、つまり中国式ハンバーガーと呼んでおり、自分たちのもののほうが先だという意識を持っていなかったのだ。
しかし、ハンバーガー中国起源説に関して微博(中国版Twitter)では、なぜか韓国についての言及が……。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
19:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化