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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > エロサイト閲覧中の顔を激写!?
ITライター柳谷智宣の「賢いネットの歩き方」第64回

「エロサイトを見ている顔をカシャッと激写!?」スマホを狙う、新手のネット詐欺が流行中

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 アダルトサイトなどを見ようとした人に架空請求する詐欺行為に、新たな手口が登場した。主にAndroidスマートフォンで広まっているこの手口は、ブラウザやアプリで怪しいサイトを閲覧中、もしくは見ようとしたときにシャッター音が鳴るというもの。ユーザーは自分の顔が撮影されたと思い、焦ってしまうはず。


 これは怖い。最近は、本連載でも何度も言っている通り、ワンクリック詐欺や架空請求詐欺は無視すればいい、ということが広まりつつある。使っている端末の種類くらいバレても、どうということはないが、自分の顔が撮られたとなると話は別だ。いきなりカネを要求されることはないだろうが、インターネット上に流出されたら目も当てられない、という心理を逆手に取っているのだ。

 実は、この対処法も従来と同じ。無視すればいいのだ。シャッター音は、ウェブサイトのBGMを流す機能を利用して再生しているだけ。普通にウェブページを閲覧している状態でカメラ機能を利用したり、端末内のデータを外部に送信することはできない。くれぐれも、ひっかからないようにしてほしい。

 また、強制的に電話をかけさせるという手口も登場している。前出の撮影偽装と一緒に使われると効果絶大なので、注意が必要だ。これは、まず「ご登録ありがとうございます」といったメッセージと共に「ご利用料金10万円、本日中のお支払いであれば半額」といった架空請求をされる。そして、登録内容を確認するポップアップが出る。そこには「OK」ボタンしかないのでタップすると、電話をかける画面になるのだ。非通知設定にしても、番号を通知するよう先頭に「186」を追加させる周到ぶり。もちろん、スマホから発信する際は、最後の番号確認画面で「発信」をタップする必要があるので、直接通話が始まるわけではない。しかし、誤操作や焦っていると発信してしまう可能性がある。

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