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「5歳児レイプ疑惑」警察のシロ判断に父兄の不信感が爆発! 幼児虐待が多発する韓国の危ない保育事情

gyakutai01.jpg3歳児を殴打し、床に叩きつける女性保育士。キムチを食べなかった、というのが理由(YouTube「KBS News」チャンネルより)

 今回の性的暴行疑惑の背景にあるのは、昨年から韓国中を震撼させた幼稚園・保育園での幼児虐待事件だ。今年1月には京畿道仁川市の保育園で、33歳の女性保育士が3歳の幼児を殴って床に叩きつける防犯カメラの映像がネット上に流出。韓国与党・セヌリ党の金武星代表に「セウォル号沈没事故以来の衝撃」と言わしめた。だが韓国では、同様の事件が2012年頃から増加している。「昼寝しない」「食事を残す」など些細なことで激高した保育士が幼児に暴行する事件が、連日のように報じられてきた。

 こうした事態を招いたとされるのが、朴槿恵政権の福祉政策だ。朴大統領は2012年大統領選での公約通り、すべての0~5歳児を対象とする「無償保育」制度を13年に導入。しかし、裕福な主婦まで子どもを預けに来る一方、現場の人手不足と資格制度の不備から質の悪い保育士が大量生産された。一連の事態は、韓国で「保育大乱」と呼ばれ、政権を揺さぶる社会問題のひとつとなっている。また、セウォル号沈没事故などで浮上した、警察など行政への不信も、疑惑を生み出す温床だ。

 とどまる気配のない、幼児虐待と市民の疑念。一山の性的暴行疑惑は、真相が明らかになる日が来るのだろうか?
(文=コリアラボ)

最終更新:2015/04/23 12:33
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