上西小百合議員だけじゃない! セクハラ、パワハラ、モラハラ……維新の会は「不祥事のデパート」だった!?
#出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞 #維新の会
体操の銀メダリストの池谷幸雄(44)は芸能界きっての女癖の悪さを誇るらしいが、今度は昨年7月に青森県八戸市で開催された東日本ジュニア体操競技選手権大会で、「ミスりんご」のOGの女性に目をつけ、しつこく食事やホテルの自分の部屋に来るよう誘ったという。
困った彼女は青森県体操協会の幹部に報告して、ことは明るみに出た。池谷も事実関係を認めたそうだが、ジュニア連盟の処分は「1年間理事の仕事を自粛する」という甘いもので、県体操協会幹部も口を閉ざしてしまったというのだ。柔道・金メダリストの内柴正人のセクハラ事件などでトップの責任が問われているのに、体操協会は理事がみな逃げ回っているのはおかしいと新潮は批判している。
次は、先週ポストが高市早苗総務相に「重大疑惑あり」とトップで報じた続報である。高市氏と親しい奈良県で有力な企業グループA社を経営するM会長が、M会長の下の人間を使って4年ほど前からイチゴとレタスの水耕栽培事業を始めた。その際、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が統合して設立された政府100%出資の日本政策金融公庫から融資がなされたが、最後の融資の1年後(13年)には融資がほぼ焦げ付いてしまった。
ポストは「公庫側の審査が甘い融資だった疑いが生じる」とし、高市氏が融資をするよう働きかけたのではないかという疑惑を指摘していた。さらに、その会社の救済のために動いたのも高市事務所だったとしている。
「高市大臣の実弟で現在、総務大臣秘書官を務める高市知嗣氏がN社の新しいスポンサーとしてM会長サイドに東京の会社を紹介した」(ポスト)
ポストは、「消えたカネは国民の血税である。官邸と高市氏は『名前を使われただけ』で逃げることはできない」と追及した。
さっそく、高市総務相は4月6日に国会内で臨時の記者会見を開いて、
「一部の週刊誌が、政府系金融機関から融資を受けた農業法人に1億円の使途不明金があることが発覚し、高市氏の実弟である秘書官が関わっていた疑いがあると報じたことについて、『見出しも中身もあまりに悪質であり、捏造(ねつぞう)記事だ。融資には高市事務所も秘書官も私も一切関与していない』と全面的に否定した」(4月6日のasahi.comより)
そう来るならとポストは、記者会見での高市氏とのやりとりと、証拠文書を公開してやろうと意気込んでいる。
高市氏は、奈良県の経済団体の紹介でコンサル会社と彼女の弟が会い、投資顧問会社につないだだけだというが、この紹介者は県議のD氏で、M会長から頼まれて高市氏の弟に話しただけだと証言している。
さらに、高市氏の弟が投資顧問会社につないだコンサル会社は、M氏が行かせたとも指摘している。
要は、日本政策金融公庫からの融資を受けた会社が、1億円の公金を使途不明にして倒産状態に陥っていたのに、高市氏の秘書(弟)が、「優れた技術を持った会社」だとファンドに紹介していたことに、違法性がないといえるのだろうかということのようだ。
総務相といえば要職で「高い清廉性」が求められるはずだから、高市氏はさらなる疑惑への説明責任があるはずだ。また、ポストは文春の下村博文文科相追及のように、息の長い追及をしていくべきであろう。
“浪速のエリカ様”などといわれていた「維新の党」の上西小百合議員が、予算案採決を欠席して、恋人といわれる家城大心公設第1秘書と京都へホワイトデー旅行に出かけていた「事件」は、橋下徹最高顧問の「それはアウトでしょう」のひと言で、晴れて除名処分になった。
この件をいち早く報じた文春は、今週号では家城公設第1秘書に焦点を当てて報じている。この人、高校中退して電気工事士として働き始めたという。
20歳そこそこで結婚したが、離婚。政界に転じたのは、今の井上哲也吹田市長が市長になる前に後援していたのが家城氏が勤めていた会社で、同社が運転手として井上氏のところへ「差し出した」(文春)のが彼だった。
井上氏が吹田市で権力を持つにしたがって、家城氏も顔を売っていく。井上氏が府議になると、会社を辞めて秘書になった。
だがこの御仁、以前、高校生と口論になり蹴りつけて現行犯逮捕されたこともある(起訴猶予処分)ほど、コワモテだそうだ。
その後、吹田市が発注した電気工事入札がおかしいと疑問を持たれ、それに絡んでいた彼は秘書を辞職することになる。今度は、上西氏の秘書に“天下る”が、完全に主従逆転で、上西氏は家城氏の言うがままだそうだ。
そんな「バカップル」(文春)に対しても、彼女がこのまま議員に居座れば毎年3,000万円以上の税金が払われるのだ。
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