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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国最大規模の廃墟に潜入

イケイケ中国経済の“亡霊”か――中国最大規模の廃墟「広州の九龍城」に潜入!

007_R.jpg汚れきったため池。生活用水として利用していたのだろうか
008_R.jpg閉鎖された学校。子どもたちはどこへ行ったのか

 案内してくれた広州在住の日本人は言う。

「市が強引に再開発を決めてから、すでに5年以上がたちますが、立ち退きが完了する気配はありません。ここはもともと、800年以上の歴史のある古い村だったので、代々住んできた住民も多く、立ち退きは難しいでしょう。また再開発計画に際し、社区のトップの収賄など、お決まりの汚職事件も報じられた。毎年、経済成長率10%以上を叩き出していた、イケイケドンドンの中国経済を象徴する“亡霊”みたいなものです」

010_R.jpg入り組んだ路地は、昼間だというのに真っ暗だ

 一部では、「観光資源」として、この巨大な廃墟を保存しようという動きもあるという。経済成長の負の面を象徴する「セン村」は、今後どうなってしまうのだろうか――。
(取材・文・写真=金地名津)

最終更新:2015/04/09 15:34
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