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週刊誌スクープ大賞

パイロットが悲鳴!「給料は大手の7~8割なのに、フライト数は倍」LCCはブラック企業化してる!? 

 日本でも次々にLCCができているが、安全面は大丈夫なのだろうか。杉江氏によると、LCCは「ブラック企業化」しているという。給料は大手の約7~8割で、1日にこなすフライトは大手が2~3回なのに、4~5回になることがある。

 休憩時間もほとんど取れないから、疲労やストレスがたまりやすいために定着率が低く、操縦士不足のために十分な訓練時間を確保しにくいという構造的な問題があるとも指摘する。

 しかし、日本の安全基準はまだまだ厳しく、指定医による「航空身体検査証明」の取得も義務付けられており、有効期限は1年間で、60歳以上の機長だと半年だという。

 一方ポストは、ドイツ機パイロットがうつ病で、搭乗客を道連れにしたという説に「異議あり」だといっている。『DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル』(医学書院刊)の監訳者で、精神科医の大野裕氏がこう語っている。

「一般的には、うつ病患者は自分を過度に責める傾向がある。そのため他者を道連れにすることは極めて稀なケースだと考えられます。副操縦士がうつ病か否かは、これらDSMに挙げられた症状が見られたかを注意深く判断する必要がありますが、現状伝わってきている報道だけでも、これらの症状と相容れない点があります。特に見過ごせないのは“複数のハーフマラソンを完走していた”という情報です。ハードなマラソン競技に出場し、ゴールするには強い精神力と前向きな気持ちが必要です。彼がうつ病の症状に苦しむ患者だとしたら、その疲労感や気力減退、不眠・仮眠などは日常生活に支障が出るほどのものでしょう。ハーフマラソンに出場するほどの気力を持ち得ることは考えにくいように思います」

 こうした意見があるのだから、一方的に決めつけないで、十分な検証がなされなければならないはずである。

 先の杉江氏は、より安全なLCCを選ぶには、国土交通省のHP「航空輸送の安全にかかわる情報」欄を見てからにしたほうがいいと話している。ここには操縦士の訓練不足や整備に手抜きなどについての行政指導や注意が一覧になっているそうだが、飛行機が無事目的地についても、今度はいつテロに襲われるかもしれないと思うと、海外旅行がどんどん遠くなっていく気がする。

 お次は、現代のマツコインタビュー。

 歯に衣着せぬ物言いと独特の切り口でテレビからひっぱりだこのマツコ・デラックス(42歳)だが、意外に彼女(?)の素顔は知られていないようだ。

 現在、マツコはレギュラー番組9本を抱えているという。

 あまり週刊誌のインタビューに出てこないマツコが出てきたのは、現代がマツコの母親に接触したことに憤りを感じたからだそうである。

「なんで親への取材にこんなに過剰に反応するのかって? あのさあ、オカマの親なんだよ。綺麗な女優さんの親じゃないの。私は何を言われても構わないけど、両親がとやかく言われることだけは絶対に許せない」

 そう言って、自分がゲイだと意識したことから語り始める。

「自分がゲイなんじゃないかと気づいたのは、物心がついたときから。女の子と付き合ったりしてみたけど、やっぱり違った。でもゲイであることを、あえて表に出すようなことはしなかったわ」

「今でも連絡を取り会う友達は一人もいない。(中略)学生時代の私は、学校が終わると家に帰ってずっとテレビを見ていた。だからテレビが大好きなの。私の人格はテレビが作ったといってもいい」

 マツコのいいところは、自分を客観的に見ているところであろう。

「私は自分が楽しく生きようなんて思っていないのよ。だってこんな化け物が画面にさらされて、不快な思いをしている人たちだっているんだから。(中略)今、幸せかどうか問われれば、それは幸せですよ。一緒に真剣勝負してくれるスタッフがいて、私を必要としてくれる人がいる。これは引き籠もっていた時、自暴自棄にもなったけど、そこで腐らずに、誰も見ていなくてもやり続けた結果だと思う。(中略)
 私だっていずれ飽きられる日が来ることはわかっている。だけど、だからといって、そのために保険かけて、予防線を張って生きていくつもりはないの。前に向かって突っ走っていくしかないのよ。今、私を見つけてくれている人たちのために、感謝しながらね」

 私はほとんどマツコをテレビで見たことはない。少し前にテレビに出まくっていた細木数子という占い師に似ているようで、うさん臭さが鼻について見る気にならないのだが、このインタビューを読んでからは、一度ゆっくり彼女の話をテレビで聞いてみたくなった。

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