世襲批判しながら長男が区議選出馬の民主党・松原仁議員が“中傷ビラ”を刑事告訴「犯人は……」
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民主党の衆議院議員の松原仁氏が、自身を批判するビラを「敵対する陣営から大田区内へ組織的に配布された」として、田園調布署に3月23日付で被疑者不詳のまま刑事告訴状を提出、受理されたことを報告した。
訴状によると、今年2月中旬から3月中旬にかけて「松原氏の庶民と“ズレた”行動」などと書かれたビラを広く配布されたとし、うち東京大田区内の民家数軒に配布された一部事実を被害として明示。
ビラの内容は「庶民派を自称する松原氏は、昨年末の衆議院選挙の際に、安倍総理をはじめ自民党には世襲議員が大勢いて既得権にしがみついていると批判していたのです。その舌の根も乾く前に、自身の選挙区にご子息を出馬させるのはどのように説明するのでしょうか」「大臣時代に規則に抵触する可能性がある大規模なパーティーを開催したり、2つの団体の資金が不明とも報じられていました」といったもので、昨年12月に「週刊新潮」に掲載された、松原氏にとって厳しい論調の記事も転載されていた。
こうした批判の内容について、自治体役員も務める大田区民に聞いてみると「4月の区議選に、民主党新人として松原さんの長男・元氏が出馬することには、たしかに批判の声も耳にする。『安倍総理や石原三男らに対してさんざん世襲批判をしていたくせに自分の息子を出馬させるのか』と話す人がいる」という。
ただ、これについて、松原氏は「立候補は、世襲を目指したものでない」と反論。出馬は、民主党の区議会議員が党を離脱した際「有意な人材が現れなかったため、党の窮地を助けるべく勤務先を退職して立候補を目指すこととなったもの」と説明、ほか資金関連の指摘についても「問題となりうるものではない」とし、同じビラが区内に多数配布されたことを「個人への誹誇中傷」とした。
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