人種差別の告発で好感度上昇のGACKT「ビジネス的には苦境」との声も
#GACKT
ミュージシャン・GACKTが自身のブログにて、パリのホテルで人種差別に遭ったことを明かして話題になっている。ブログの内容は、GACKTがホテルのビュッフェにて入り口付近の席に座ろうとしたところ、外からは見えにくい奥の席に案内されたというもの。初めは気に留めていなかったというが、中国人や韓国人などアジア人は奥の席に、白人は入り口付近の席に案内されていたことから、人種差別だと気づいたそうだ。
GACKTはその後、店に入り直し、入り口付近の席へ。またしても店員に席を移動するよう命じられたが、「なんでだ? 分かり易いように説明してくれ」とフランス語で問いただしたという。この一件について、パリで暮らす作家でミュージシャンの辻仁成が自身のTwitterにて「彼の対応、よいね」と投稿したこともあり、ネット上では「GACKTさん、堂々としていて男らしい」「あまり好きじゃなかったけど、印象が変わった」などの反響があり、好感度アップにつながったようだ。
一方で、「フランス語が話せるなら、最初の段階で理由を聞いたほうがスマートなのでは?」「本当は小心者なんだろうな、と感じる」というツッコミも見られた。業界での反応はどのようなものだろうか?
「GACKTは近年、前所属事務所スタッフの脱税による逮捕や、3.11で集めた義援金の着服疑惑、女性関係のスキャンダルなど黒いウワサが絶えません。個人事務所で借金を抱えていることもあり、このところイメージアップに必死になっているようです。今回もエピソードとして紹介するだけでなく、自分を持ち上げて“武勇伝”のような仕上がりにしている。告発自体は意義のあることですが、“ビジネス的な苦しさも関係しているのでは……”という声も聞かれますね」(芸能記者)
GACKTは今年1月、2015年のカレンダーが“大草原で羊に追われる”などシュールな写真だったことがネット上で盛り上がり、また7月リリース予定のシングルにて“等身大ベッドシーツパッケージ”を特典にするというニュースで注目されたことも記憶に新しい。しかし、ミュージシャンとしての本業で話題になることは少ない。このまま音楽で結果を出せないと、ますます“ネタ化”してしまいそうだ。
(文=野原ノリコ)
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