
お笑いトリオ・鬼ヶ島解散?投票アプリ「TIPSTAR」がファン交流イベント開催
釜石市や大槌町では現在、「多重防災型のまちづくり」を進めている。盛土でかさ上げした土地や高台に、公共的な施設や商業施設、住宅を建て、海岸近くは公園にする計画だ。あちらこちらでダンプカーやショベルカーなどが忙しく動き回り、かつてそこに人々の生活があったとは思えない、殺伐とした風景が延々と広がる。
皮肉にも、家や建物がすべて流されたため、山田線の大槌駅があった場所から海を見ると、その距離がいかに近いかがわかる。遠近法で、海のほうが少し高く見えるほどだ。
「外から来たある人が『こんなに海が近いんだから、こんなところに家や建物を建てるのが間違っている』と言っていたが、それまでは建物の2階など、少し高いところに上がらないと海は見えなかった。こんなに近いなんて、普段は意識することがなかったんですよ」(川崎さん)