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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 格闘家・渋谷莉孔が世界デビュー

“シブヤコール”がマレーシアを揺らした!! 世界メジャーが「格闘家・渋谷莉孔」を発見した夜

shiburiku_image10.jpg(c)2015 ONE Championship

 渋谷はこれまでの鬱憤晴らしをするかのように、小刻みなパンチを20発あまり、モラエスの側頭部に打ち込み、客席が大きく沸く。そして左手でモラエスの頭を横向きに固定すると、右手でハンマーパンチの雨アラレ。体勢を整えてから、大振りのパンチも振り下ろす。

 さらに寝技からの立ち上がりざまに、左ハイをモラエスの頭部に蹴り込む。その後、打撃の応酬が始まりかけたところでゴング。

【4ラウンド】

 伸びやかな打撃を繰り出しながら渋谷が前進。反撃しつつもバックステップで距離を取ろうとするモラエス。それを渋谷がノーガードで追いかける。モラエスのグローブがズレたため、試合中断。レフェリーに促されて自陣に戻る渋谷が、両手を上げて客席を煽ると、大声援が起きる。

 試合再開後、ついに「シブヤコール」が起きるが、渋谷はモラエスに背後を取られ、ケージに押し込まれる。どうやら渋谷、会場の大型ビジョンを見て背後の様子を確かめているらしく、その表情がビジョンに映り、場内から笑いが起きる。「彼は楽しませてくれるねぇ」と英語実況。

 膠着を逃れるべく、渋谷がヒザ蹴り。これを嫌ってモラエスが距離を置こうとすると、渋谷は笑みを浮かべながら追いかける。「シブヤコール」が再び起き、セコンドからも「打撃をまとめろ」の指示。

 渋谷は重そうなパンチを一発ヒットさせるが、後が続かない。

 逆にモラエス、飛び蹴りを渋谷の顔面にクリーンヒットさせる。そしてタックルして渋谷を持ち上げ、背中から思い切りマットに叩き付けるが、渋谷もフロントヘッドロックを外さなかったため、プロレス技のDDTのようになって会場騒然。

shiburiku_image11.jpg(c)2015 ONE Championship

 モラエス、ヘッドロックから逃れてバックを取る。渋谷、モラエスの腕を押さえ込んで必死のブロック。そして反転して渋谷が上になったところで、ドクターチェック。渋谷の左目の上からおびただしい出血が。

 ドクターチェックを受ける間、渋谷は両手を振って「大丈夫」とアピール。セイムポジションで再開するなり、渋谷は左右のパンチを大量連打しゴング。自陣へ戻る際、渋谷は駆け回りながら何度もガッツポーズ。まだ試合が終わったわけでもないのに、勝ちを確信したかのように喜び、観衆も大いに盛り上がる。

 最初は完全アウェイだった空気を、渋谷はわずか20分ほどのパフォーマンスで、ホーム同然に変えてしまった。

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