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さまぁ~ず・三村マサカズの“嘆きツイート”に見るテレビバラエティの弱体化問題

 たけしは政治バラエティ『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)を人気番組に仕立て上げるなど、情報バラエティの分野で新たな“芸人枠”を築いた第一人者。こうした路線に転向できない芸人は、今後さらに苦しくなるという見方もある。

「最近は情報番組が以前よりバラエティ化し、多くの芸人が出演してニュースを語るようになりました。正直、三三村さんも、そうした流れに取り残されそうになっている危機感があるのを 番組作りの不満に置き換えているのでは?」(同)

 厳しい意見だが、テレビマンから言わせれば「企画重視、そのあとタレント」という話も当然だという。

「タレントは数字が悪くても責任を取らないでほかの番組へ行くだけですが、テレビマンは責任を負っていて、契約社員の立場にある者は、多くが番組終了で無職になることもあります。スタッフが責任を持つ以上、企画が優先で出演者の選定は二の次。もしタレントありきで選ばれたければ、それだけの大物になるしかないでしょう」(同)

 また「ワイプ処理」についても、「安い経費でスタジオ中心になる番組の苦肉の策。出演していると、もっと予算を割いてほしいと思うのでしょうが、世の中の傾向がバラエティより情報番組に向いているのは間違いない」と同プロデューサー。

 それでも人気バラエティ番組ともなれば、予算は情報番組と変わらないレベルになるものもある。三村が自分の思うように番組作りをしたいのであれば、自ら企画を立てた冠番組でやるしかなさそうだ。
(文=ジャーナリスト・片岡亮)

最終更新:2015/03/25 10:00
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