さまぁ~ず・三村マサカズの“嘆きツイート”に見るテレビバラエティの弱体化問題
#テレビ #お笑い #さまぁ~ず
さまぁ~ず・三村マサカズが、テレビ局に対する不満をTwitterでぶちまけたが、当のテレビ関係者からは「仕事が減る危機感を、こっちにぶつけられても困る」と反論が出ている。
3月23日、三村はTwitterで
「某テレビ局。企画重視、そのあとタレント。これで視聴率を狙う。いいときはいい。駄目になると最終回。主役のタレントはワイプで処理。いい加減タレントは怒りますよ!もっと魂のこもった番組を。そうすれば、視聴者はついていく思います」
「結局、テレビなんて媒体は元々二流だったんだよね。それがさ、一流大学の就職先になってさ、俺らテレビ観てて、落ちこぼれた人間とって救いの場所だったわけ。情報なんていらない。情報はみるひとが選ぶ。後は歌と笑いを真剣にお願いします」(いずれも原文ママ)
などとつぶやいた。
こうした三村の発言について、民放でクイズ番組やドキュメンタリー番組などを多数手掛けてきた、あるプロデューサーに話を聞くと「バラエティ番組が、以前ほどの力を持たなくなるという予測が背景にあるのでは?」と、一定の理解を示した。
実際、4月の改編で各局は情報番組を強化する傾向が顕著で、フジテレビは昼の生放送に力を入れ、TBSも朝ニュースに参戦したり、ワイドショーの復活に力を入れたりしている。あのテレビ東京まで朝の情報番組に初参入するほどで、各局とも経費のかかる情報番組を強化する一方、定番のドラマ枠を減らすなどしており、「最終的なしわ寄せが、安く仕上げることのできるバラエティ番組に来る」と同プロデューサー。
「バラエティ番組の数自体は減らなくても、予算はさらに厳しくなる。ロケを減らしてスタジオ主体になったり、そうなると番組を回すMCのギャラは同じでも、ほか出演者のギャラは抑える傾向になる」(同)
以前、ビートたけしが東京スポーツで「お笑いブームは終わった。あと10年はこないだろうね」と発言していたのも、こうしたバラエティ弱体化の傾向を踏まえてのものだったとみられる。
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