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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 五十嵐浩子「ガラガラ声で声優に」
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.32

「ガラガラ声のまま声優になれちゃって」【五十嵐浩子】プラモと富士山と宇宙への思い

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――おお! いっきに夢に近づきましたね!

五十嵐 でも、大学が短大だったのもあって忙しすぎて、本当は2年間養成所に行かなきゃいけなかったんですけど、1年間で「無理だ!!」と養成所は辞めて……。

――短大はそれだけでも、めちゃめちゃ忙しいですからね……。短大ではどんな勉強をしてたんですか?

五十嵐 児童教育学科にいました。2年間だと幼稚園の先生、3年間だと保育園の先生にもなれるんです。その保育士になるための課程の中に、2週間くらい山にこもるっていう実習があって。

――なにそれこわい。

五十嵐 自給自足の生活をしている人たちのところに行って、一緒に畑仕事とか、ヤギの乳をしぼって生活するっていう実習なんですけど、それにめちゃめちゃ行きたくて、そのために3年目も通って……。

――もう山で暮らしてしまう勢いじゃないですか!

五十嵐 その実習はすごく良かったですよ! でも、やっぱり「声優になりたい」って思いがあったので、もう一回、別の声優の学校に入ることにして……。

――じゃあ入学金とか2倍じゃないですか! ヤバイ!!

五十嵐 夜間のところだったから、そんなにはかからなかったです(笑)! ただ、年齢的なことも考えて、「ストレートで行けなかったら声優は諦めようかな」とは思ってました。そしたら、一番下のクラスから上のクラスまでストレートで上がれて、事務所に所属もできたので、今こういう感じです(笑)。

――結局フリーになっているけど、いろいろと良かったー!! ちなみに、フリーになって良かったことはありますか?

五十嵐 「これをやると事務所に悪いかな」とか、そういうことを考えなくてよくなったことかな。ライブをちょくちょくやっているんですけど、その都度、事務所に「この日はライブなんでNGです」って言わなきゃいけないじゃないですか。

――ライブいっぱい出てるなぁとは思ってましたけど、事務所がやってるやつだと思ってました! 自分でやってたんですね!

五十嵐 そうです(笑)。呼んでいただいたものに出ているだけなんですけど、NG日程をいっぱい事務所に出すことになるから、あんまり良く思われないだろうなぁって……。プラモも、最初はどのくらい自由に自分でやっていいかわからなかったし……。

――きっと事務所もわからなかったでしょう……。ライブはユニットの『pink☆away』で出らることが多いんですよね。ユニットは今どのくらいやられているんですか?

五十嵐 もう6年くらい。

――ベテランですね!

五十嵐 気づいたらベテランでした(笑)! アニソンのカバーを歌ったり、オリジナル曲もあってCDも出して、その後は友達のツテを使ってCDを出したりしてたんですけど、そこから3年くらいCDは作ってないから、そろそろ作ろうかなって。

――というか、6年って、前の事務所にいた時間よりも長いですな。

五十嵐 本当だ! 前の事務所もそんなに窮屈な方ではないし、むしろ自由にさせてもらってたんですけど、それでもやっぱり「自由にさせてもらってる」っていう感じが申し訳なくなっちゃうので、それがないのが一番いいです。

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