フジテレビ『古畑』『踊る』の歴史的ドラマ枠を廃止! 柳葉敏郎『あすなろ三三七拍子』大コケが決め手か
#ドラマ
低視聴率にあえぐフジテレビが、火曜21時のドラマ枠を廃止することがわかった。
1996年に設けられた同ドラマ枠は、かつて『古畑任三郎』『救命病棟24時』『ナースのお仕事』『踊る大捜査線』といった大ヒットシリーズを次々と送り出す人気枠だった。現在は中谷美紀主演『ゴーストライター』(フジテレビ系)が放送中だが、視聴率は1ケタ続きとイマイチ。4月からはフットボールアワー・後藤輝基と、女優・木村佳乃がMCを務めるグルメバラエティー『発見!なるほどレストラン 日本のおいしいごはんを作ろう!』がスタートする。
「同枠は近年、ジャニーズ主演ドラマをたびたび放送。2010年の嵐・二宮和也主演『フリーター、家を買う。』は全話平均17.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、同クールの民放ドラマで首位に。翌年の櫻井翔主演『謎解きはディナーのあとで』も最高視聴率18.1%と健闘し、映画版もヒットさせた。しかし、おととし1月クールの相葉雅紀主演『LAST HOPE ラストホープ』を最後に、同枠からジャニーズが撤退。以降、視聴率は次第に落ち込み、昨年7月クールの柳葉敏郎主演『あすなろ三三七拍子』が最低視聴率3.6%、全話平均5.2%という記録的惨事を招き、同局も諦めムードになったとか」(テレビ誌記者)
現在、5枠あるプライム帯の連ドラ枠が、春から4枠へと縮小されるフジテレビだが、同様の動きはまだ続くという。
「絶好調の日本テレビがプライム帯のドラマ枠を2枠に絞っていることから、フジテレビもこれに倣うようです。また、『実は、フジよりやばい』といわれるTBSも、『水戸黄門』や『大岡越前』を送り出した月曜20時のドラマ枠を、3月で廃止すると発表。バラエティに比べ予算がかさむ連ドラの減少傾向は、この先も続くとみられています」(同)
強気な日本テレビを除き、思い切った改編に踏み切っている各局。この春、視聴率競争に変化は表れるだろうか?
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