劇場版『テラスハウス』大ヒットも、chayの姿なし「さんざんパワハラを受けて……」
#テラスハウス
公開中の映画『テラスハウス クロージング・ドア』がヒットしている。同作は「一切台本なし」を旗印に掲げ、フジテレビ系で昨年9月まで放送されていた恋愛リアルバラエティ番組『テラスハウス』(以下、テラハ)の劇場版。
先月14日に公開されると、公開初週の興行収入ランキングで、大ヒットしているディズニー映画『ベイマックス』を押しのけ、初登場1位を獲得。翌週も2位にとどまり、2月27日時点で興収は7.5億円を突破。ヒットを受け、フジの亀山千広社長は定例会見で、「地上波はともかく、ソフトは残していければ」「恋愛版『北の国から』になればいいかな」と、続編制作などで長寿作品として育てていく意向を明かしたという。
「すでに週刊誌の報道などで、現場での演出などが行われ、“やらせ”であることはバレバレ。にもかかわらずヒットしているだけに、フジとしては確実に数字が見込めるコンテンツとして重宝したいところ。ただ、出演したメンバーたちが全国各地の劇場に分かれて舞台あいさつしているものの、客が集まるのは大都市の劇場のみ。というのも、地方にはそれほど人気・知名度がないメンバーを送り込んでいるので、客が集まらないのは当然。2月27日の深夜には舞台あいさつに密着した特番が放送されていたが、地方では絶妙なカメラワークで空席が映り込まないように“演出”されていた」(制作会社関係者)
舞台あいさつに出向いたのは、映画版では主役だった“てっちゃん”こと菅谷哲也、歌手デビューした今井洋介、グラビアなどで活躍するタレントの筧美和子、モデルの今井華、元キックボクサーの宮城大樹、プータローにもかかわらずファッションブックが発売された島袋聖南ら。
いずれも、テラハを“踏み台”に名前を上げたメンバーたちだが、なぜかシンガーソングライターとして活動するchayは蚊帳の外なのだ。
「chayはテラハに本名の永谷真絵で出演し、まいまいの愛称で人気だったが、大手食品メーカー・永谷園の役員の令嬢。永谷園といえばフジにかなりの出稿量だが、撮影現場では、現場のトップにさんざんパワハラを受け、逃げるように番組を卒業した。その後は、所属事務所が女優の杏と同じこともあって、新曲『あなたに恋をしてみました』が、杏主演の月9ドラマ主題歌に起用された。とはいうものの、実力が伴っていないためCDはまったく売れず、同曲はオリコン初登場23位で売り上げは6,000枚ほど。テラハの映画版に絡んでいれば、新曲のプロモーションにもなったはずだが……」(レコード会社関係者)
とはいえ、chayにとって、名前は売れたものの、思い出したくない現場だったテラハは、今や“黒歴史”に違いない。
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