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部下男性の“ブサイク”理由にボーナス減額し「鏡を見ろ」と言い放つ中国・女上司の恐怖

4663810923_fb746f23b7_z.jpgPhoto By Shinsuke Ikegame from Flickr.

 中国のIT企業に勤める男性が、顔が醜いことを理由に年下の女上司にボーナスを下げられ、ネット上で話題となっている。女上司と友人とのチャットのログを見てボーナス減額の真相を知った男性が、自身のブログで告発した。

 男性は同社に5年勤めており、本人いわく「その貢献度はかなりのもので、会社も認めるところ」だという。ところが最近、直属の上司がこの女性に替わってからというもの、男性の担当する顧客が減らされた上、ボーナスも10万元(約190万円)から3万元(約57万円)に引き下げられた。

 不満に思った男性が問うと、彼女は「鏡を見ろ」と言い放ったという。

 そんな折、男性は彼女が第三者と行ったチャットの会話記録を目にすることとなる。そこでは、男性の容姿について「豚」「見るだけで吐きたくなる」「客も逃げ出す」などと酷評されており、彼はボーナス減額の理由が自身の容姿にあることを知ったのだ。

 男性は少年時代の交通事故が原因で鼻の骨を失ってしまったというが、顔でボーナスが減額されるのはおかしいとして、ブログに会話記録を公開。会社は彼に対し、すぐに例年と同程度のボーナスを補填し、部署換えを行ったが、女上司からの謝罪は一切ないようだ。 

 中国社会では、これまで男性の容姿の良し悪しはそれほど重要視されてこなかった。しかしここ数年、化粧品やスパなど、男性向けの美容産業が盛況となりつつある。また、就職活動を前に美容整形手術を受ける男子大学生も増加しているという。

 こうした変化について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は話す。

「中国では、男の価値とはすなわち『稼ぎ』だったが、女性の社会進出が進んだ結果、いまや男性より稼ぎのいい女性も少なくない。今まで男性が女性を消費してきたように、これからは女性も男性を消費するようになってきたということでしょう。これまで中国では、モデルのような美女と、腹の出た成り金風のおっさんが腕を組んで歩いているのをよく見かけたが、そんな不釣り合いなカップルも減少するかもしれない」

 男余りが社会問題となっている中国だが、カネもカオも並以下の男たちにとっては、ますますツラい時代となりそうだ。

最終更新:2015/02/26 15:30
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