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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 秋篠宮家と皇太子一家の光と影 
週刊誌スクープ大賞

“佳子さまフィーバー”は雅子妃批判の裏返し!? 皇室一族の光と影

 お次は、新潮でやっているプロ野球の話題。今シーズン注目の一人はソフトバンクに入った松坂大輔投手だ。大リーグに入る前の彼は剛速球投手というイメージがあったが、ソフトバンク担当記者に言わせると「素人目に見てもフォームがバラバラなんです」と、評価はいまいちだ。

 佐藤義則投手コーチも「だましだまし使うしかない。今度ヒジが故障したら引退だろう」とぼやいているという。10勝できれば上々という評価のようだ。

 巨人の阿部慎之助は、捕手から一塁手にコンバートされた。ケガで戦列を離れることが多いから致し方ないだろうが、彼は原辰徳の次の監督候補だったらしいが、その目論見が外れてきているようだ。

 原監督は今季限りが決まっているそうだが、巨人が次に期待している松井秀喜は、本人にその気がないので阿部でもいいかとなっていたそうだが、ここへきて高橋由伸が急浮上しているというのだ。

 今季から打撃コーチ兼任になり帝王学を学ばせているという。今シーズンは阿部と由伸のポスト原争いしか、巨人には話題がないようだ。

 元ヤンキースの黒田博樹が、古巣広島に帰ってきた。前田健太と二枚看板で優勝を狙えると前評判は上々だが、新潮によれば「カープ女子」といわれる熱心な女性ファンたちの「攻勢」が心配だという。まあ、いらぬお世話だろう。

 球界全体では二刀流の日ハム・大谷翔平が注目だろうが、やはり昨年の成績では物足りないという声が多いようだ。

「やっぱり15勝で25本塁打くらいやってくれないとね」(張本勲)
「投手に専念すれば15~18勝、打者なら3割20~30本はいける」(江本孟紀)

 たぶん今季限りで大リーグ入りを考えている大谷に大きな期待が集まるのは致し方ないだろうが、楽しみな逸材であることは間違いない。全力で投げ、打つ姿を見たいものだ。

 安倍首相の「お友達」には困った人たちが多いのは以前からいわれていたことだが、そのひとりが塩崎恭久厚生労働大臣。安倍首相が国際公約してしまった「GPIF(年金積立金管理運用独立法人)」の国債中心の運用を見直して株式の運用比率を高める、要は株高に誘導しようという政策に対して、自分の「ガバナンス」を強めようと、わがまま勝手をやっていて、菅官房長官ら周囲を怒らせていると文春が報じている。

 もうひとりは曽野綾子女史だ。もっとも本人は朝日新聞の取材に対して、私は安倍首相のお友達ではないと否定しているが、考え方は極めて近い人ではあろう。

 彼女が産経新聞に書いたコラムが「アパルトヘイト(人種隔離政策)を称賛した」と世界から批判されている。

 曽野女史は、日本は労働移民を認めることは致し方ないとしながらも、「居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった」と書いている。

 文春もこの問題を取り上げ、曾野女史の言い分を載せている。関心のある方はそちらを読んでほしいが、人を思想信条や人種、肌の色で差別(曾野女史は区別だといっている)してはならないなどと当然のことを持ち出すまでもなく、今時こんなことを書いて問題にならないと考えるこの人の神経が、私には理解できない。

 ポストも曽野女史の連載をもっているから、女史への批判は重大な誤解であるという特集を組み、彼女は長い間、南アフリカ支援を続けてきていることを「無視」してはいけないと彼女をかばっている。

 確かに曾野氏は何度もアフリカへ行き、現地に滞在してエイズ患者のホスピス病棟の建設などの活動をしている。

 ポストの彼女の経歴には、彼女が「公益財団法人日本財団」の会長をしていたことが抜けている。ここは昔「財団法人日本船舶振興会」といわれ、競艇の収益金をもとに、海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行っている法人である。

 ここの事業の一環として、アフリカに行っていたこともあったであろう。だから彼女の支援活動が本物ではない、などと言うつもりは毛頭ない。

 ポストは、産経に書いたコラム全文を掲載している。それを読み返しても、働き手として日本に来た外国人労働者たちに対して「移民としての法的身分は厳重に守るように制度を作らねばならない」という箇所は引っかかる。

 法で住む場所を分けるのではなく、どこの国でも「チャイナタウン」や「日本人村」「コリアンタウン」など、自然発生的にできたリトルタウンがどこにでもあるように、日本でもそうすべきだと、私は思う。

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