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日刊サイゾー トップ > その他  > 増加する中年童貞それぞれの事情

増加する中年童貞が抱える事情とは? 高学歴がネック、処女信仰、同性愛者のフリ…

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

chunendoutei_150222.jpg『ルポ 中年童貞』(中村淳彦/幻冬舎)

 29歳男性の半分は童貞、異性に関わることを「面倒」「嫌悪」と回答した男性は30.4%――。新聞などで「日本男性の絶食化」と大々的に報じられた日本家族計画協会の調査が、間違いであったことが判明し話題になっている。性交経験率が5割を超えるのは「29歳」ではなく「20歳」の誤りだったというものだが、この調査に限らず「草食化」「絶食化」「セックス離れ」が声高に叫ばれて久しい。たとえば先の日本家族計画協会の調査も、16〜49歳の男女2676人に配布したアンケート回答(回答率42.4%)が基になっていたが、性の問題は極めて繊細な問題であるため、「セックス自体に興味がないのか」「興味はあるけれど、相手との人間関係が面倒だと思っているのか」といった細やかな部分は現実的に得られないだろう。にも関わらず、表面的な数字だけで「セックス離れ」と騒ぐのは、そもそもあまりに問題を大雑把にとらえていると言わざるを得ない。

 本当に日本人男性は「セックス離れ」しているのだろうか。40歳以上の性交未経験者への丹念なインタビューを試みた『ルポ 中年童貞』(中村淳彦/幻冬舎)を見ると、事態はそう簡単なものではないことを認識させられる。

最終更新:2015/02/22 13:43
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