イザという時のために覚えておきたい、お役立ち「仕置人マンガ」5作
#マンガ #コミック #ザオリク的マンガ読み
■『白衣のアマゾネス』(作:粕谷秀夫 画:いしわた周一/プレイコミックエクストラ)
仕置人マンガの場合、一人で果敢に悪に立ち向かうパターンが多いのですが、『白衣のアマゾネス』の場合は組織の力で悪を倒します。しかも、ただの組織じゃありません。屈強な女医と看護師たち……通称アマゾネス軍団です。
主人公は迦楼羅(かるら)クリニックの院長である女医、迦楼羅聖湖(かるらせいこ)。一度彼女の怒りに触れる悪党が見つかれば、夜には救急車に乗った屈強な白衣の看護師軍団が悪党のアジトに乗り込み、悪党をボッコボコに。ヤクザの組事務所も、一夜にして壊滅してしまいます。さらに、その後がすごい。
「あんたたちは私の病院に強制入院よ!!」
「治療費はあんたらの全財産! わかったわね!!」
ボコボコにされた悪党は、迦楼羅クリニックに強制入院の上、治療費として全財産が没収されるという、ものすごいビジネスモデルです(マッチポンプともいう)。このマンガを読むと、「白衣の天使」という言葉の概念が根本から覆されます。
■『アイドルK』(作:工藤かずや 画:峰岸とおる/ぶんか社)
仕置人業界には、なんとアイドルもいます。昼間はテレビやラジオで引っ張りだこの人気女子高生アイドル鷲尾圭。しかし知られざる夜の顔は、法で裁けぬ悪を討つ謎の仕置人Kというこのマンガ。つまり、昼はアイカツ、夜はアイ殺(サツ)というわけなのです。ブラック企業顔負けのハードワークですね。
武器は、指ぬきグローブの中から飛び出す仕込み針。アクターズスクール仕込み(?)の素早い動きで一瞬にして悪党の額を貫き、絶命させます。握手会に行ったら刺されそうで怖いですね。
ちなみにKに依頼するには、「ボン・マリ」という喫茶店のマスターに、殺ってほしい相手とその事情を伝える必要があります。すると、鷲尾圭のマネジャー経由でアイドル仕置人Kが始動するというわけです。マネジャーまでグルっていうのもすごいですね。どんな事務所だよ。
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というわけで、イザという時に依頼したい「仕置人マンガ」をご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか? 劇画の世界では、仕置人設定のマンガは数え切れないほどたくさんあります。メジャーどころでは『ブラック・エンジェルズ』、このほかにも『“殺意”ドクター蘭丸』『女仕置人ゼブラ』『女お仕置き人M』などなど、探せばあなたのニーズにピッタリの仕置人がきっと見つかることでしょう!
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)
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