イザという時のために覚えておきたい、お役立ち「仕置人マンガ」5作
#マンガ #コミック #ザオリク的マンガ読み
■『シオン~闇のソムリエ~』(作:宮崎信二 画:内山まもる/ニチブンコミックス)
夜の料理人がいれば、闇のソムリエもいる……。ということで、お客様に「黒いワイン」を提供するソムリエのマンガが『シオン~闇のソムリエ~』です。
ソムリエの提供する黒いワインを飲めば、客の「黒い願い」がかなう――。そんなウワサがはびこる舞台は、これまた歌舞伎町です。どんだけ仕置人がいるんでしょうか、歌舞伎町という街は。依頼人から依頼を受けた闇のソムリエ「シオン」が、ソムリエナイフで悪党の喉笛をかっ切って暗殺。その血こそが、依頼人に提供する「黒いワイン」なのです。えらい物騒なワインですね。
注意したいのは依頼方法です。背後から近寄ってきた闇のソムリエ「シオン」に「ご注文は赤でございますか? 白でございますか? それともロゼで?」と聞かれたら、必ず「…黒(ノワール)を頼む」と答えなければなりません。
こんな茶番をこなして、ようやく依頼できるのです。しかし「シオン」が話し掛けている時に、決して後ろを振り向いてはいけません。振り向いた瞬間、必殺のソムリエナイフで喉笛をかっ切られます。すげー、めんどくさいルール。ちなみに、依頼料は1回100万円。破格ですね!(いろんな意味で)
■『闇のレオタード』(著:滝沢忍/ゴラク・コミックス)
仕置人業界は、意外と女性の比率が高いです。ウーマノミクスというやつでしょうか。新体操部の女子高生だって、お仕置きしちゃいます! 女子高生のお仕置きなら、むしろご褒美ではないのか? というMっ気の旺盛な読者もいるかもしれませんが、ナメてかかるとえらい目に遭いますよ。
主人公は、新体操部に所属する女子高生アリサ。夜は闇金融の社長とか、連続レイプ魔とか、悪徳商法の元締めとか、ボッタクリ風俗の店長などの、女の敵を懲らしめる女仕置人に変身します。変身後の格好はなんと、レオタードを着て額に星形のシールを貼っただけというシンプルなもの。普通に考えると素性がバレバレなようですが、そこはマンガなのでバレません。
武器は、先が矢尻のようなものでできていて殺傷能力バツグンの改造リボンや、素材が鋼鉄でできた改造こん棒です。いずれも、新体操部になくてはならないマストアイテムですよね。材質が普通じゃないですけど。
ちなみに、悪党を倒すときの決めゼリフは「この世から去世奈落(サヨナラ)しなっ!!」です。全然ご褒美じゃないですね。
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