「盗難防止パンツ」に「大人用紙おむつ」まで! 春節“中国民族大移動”の必需品が斬新すぎる
#中国
中国で、民族大移動の季節がやってきた。交通運輸部の試算によると、18日から40日間に国内の中長距離の旅客輸送数は、前年比で3.4%増、延べ28億人以上となる見込みだ。
所得の増加に従い、空の旅が一般化し、陸上でも高速鉄道網が発展している中国だが、農民工と呼ばれる出稼ぎ労働者たちが利用するのは、鈍行列車の「硬座(インツオ)」と呼ばれる二等車の座席か、立ち乗りの「無座(ウーツオ)」。広大な中国では、十数時間から数十時間の移動も珍しくない。
そんな中、2月4日付のニュースサイト「中国新聞網」では、過酷な長旅の心強い見方となる必需品を紹介。アイマスクや耳栓、モバイルバッテリーなど、万国共通のアイテムにも触れられているが、中には「中国ならでは」というものもある。
例えば「ペンキの空容器」。プラスチックバケツにフタが付いたものだが、中には荷物を入れることができ、スーツケース代わりに。さらにフタを閉めれば座ることもできるので、電車やバスの立ち乗り時には心強いというわけだ。
そして、日本人にはなじみのない「盗難防止パンツ」。一見、なんの変哲もないブリーフパンツだが、ポケットが付いており、現金や貴重品を入れられるのだ。置き引きやひったくりの危険も増加する春節の車中も、これがあれば安心して寝ることができそうだ。
そして極めつきが、「大人用紙おむつ」。帰省ラッシュのピークには、すし詰め状態の車内でトイレに行くこともままならない。しかし、あらかじめおむつをはいておけば、いつでもどこでも用を足すことができるというわけだ……。
春節シーズンには、中国人観光客たちによる海外での乱行や爆買いぶりばかりが注目されるが、国内にとどまる人民たちも気楽ではなさそうだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事