お笑い界を“秒速”で駆け抜ける8.6秒バズーカー「一発屋狙いで芸人になった」2人の不確かな未来
#お笑い #インタビュー
――今悩んでいることはありますか?
はま 全部が初めてで全部が新鮮で、全部がどうしていいかわからない(笑)。
田中 すべてを全力でやってしまうんですよ。だから、めちゃめちゃ疲れる。いや全力でやらなアカンと思うんですけど、もうちょっと要領とかあると思うんですよ。
――ドカンといって、その後消えていった先輩方も、たくさんいらっしゃいます。
田中 消えたくないです。不安ですし、今後のこと考えないと、とも思っています。だけど、それより今は目の前のことを一生懸命やるだけだとも思います。
――自分たちのネタが消費されているという感覚はありますか?
田中 まぁまぁまぁ(笑)。ありますよ、ていうか、ありました。だけど、今はYouTubeがあるじゃないですか。テレビうんぬんというより、YouTubeで消費されるんですよ。だったらもう、求められてる今のうちにやっとくか! って感じですね。
――それは、おじさんおばさんにはない感覚かもしれません。一発屋というとマイナスイメージがありますが、でも実際は一発すら打ち上げられずに消えていく人がほとんどの厳しい世界ですもんね。
田中 僕は、一発屋狙いでNSCに入ったので。
――え!?
田中 1年で辞めようと思っていました。NSCには1年で1000人とか入学してくるんですよ。そんな中で出られるわけない。はまやねんにも、そう話しましたよ。
――はまやねんさん、田中さんの決意を聞いて、どんな気持ちでしたか?
はま まぁ、そのときに考えたらいいかな(笑)。
田中 ……コイツ、ほんま5分先も考えてないんです。
――なんでしょう、はまやねんさんと話していると、春の息吹を感じますね。
田中 こいつの切羽詰まってない感じ、スゴくないですか? こういうところですよ、こいつとコンビ組んでよかったなって思うの(笑)。
――相方さんに救われるところも多いですか?
田中 僕が考えすぎるほうなんで。能天気にゴーサイン出してくれるから。
はま 大丈夫大丈夫、いけるいける(笑)。
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