モランボン楽団だけじゃない! 北朝鮮のイケメン芸能人予備軍を直撃
#北朝鮮 #平壌でムーンウォーク
そんな中でもイチオシなのが、北朝鮮のイケメン芸能人予備軍。芸術、芸能、科学技術などに特化した英才教育機関「金星学院」の舞踏家養成コースに通う、チェ・インソン君(仮名)です。
金星学院は、北朝鮮では誰もがその名を聞いてのけぞるほどの名門校。才能と実力を兼ね備えた人材の中でもさらに一部の者しか入学が許されず、東大よりも入学が難しいとされる、東京芸術大学さながらの狭き門です。
インソン君の場合、中学校の授業中、男子生徒の視察に訪れたスカウトマンがそのイケメンぶりに惚れ込み、「You、ちょっと立ってみて」とご指名。その場で「明日から金星学院に来ちゃいなよ」と命じたという、まさにシンデレラボーイなのです。
しかしいくらなんでも、国を挙げたエリート養成機関に顔だけでぶち込むほど無茶が利くわけでありません。インソン君の場合は、事前にしっかり選考過程を経た上での「You、来ちゃいなよ」だったか、その後に認められたかのいずれかだと思われます。いずれにしろ、なかなかアクロバティックな話です。後者の場合、たまたま居合わせただけで沖縄アクターズスクール校長にスカウトされて特待生になった安室奈美恵のようですね。
インソン君の夢は、国立芸術団に入団することだといいます。
「国立芸術団に入れば海外公演でロシアやヨーロッパにも行けるというので……特に行ってみたい国はフランスですね。フランスでは同性婚が合法だというから、ちょっと見てみたいんです」
なぜ彼が同性婚にこだわるのかはさておき、たくさんの才能がしのぎを削る群雄割拠の金星学院。ギルドホール(英国の名門演劇学院)で「顔だけ」と言われて腐ったオーランド・ブルームを見習わないよう、頑張ってほしいと思います!
選ばれし男性芸能人予備軍たちの貴重なオフショット。さすが芸能人の卵、美意識が高いのか人民服は着ません。しかしこの路線をやりすぎると、韓国ヤクザ映画のようになるので気をつけていただきたいです。
ちなみに北朝鮮では、17歳から飲酒OK。マイクを持ってる君、顔赤いぞ!
●やす・やどろく
ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>
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