サッカー日本代表スタメンにスポンサーの影? 協会技術委員長「サブの方が強い」発言の波紋
#サッカー #アギーレ
延長戦の末に韓国を下し、地元オーストラリアが劇的な初優勝で幕を閉じた「サッカーAFCアジアカップ2015」。日本は惜しくもベスト8でUAEに敗れ、大会を後にした。その結果を受け、テレビ朝日系列番組『やべっちF.C.』が「日本代表、緊急討論会SP」という討論企画を放送。日本サッカー協会技術委員長の霜田正浩氏が、元日本代表FW中山雅史氏と解説者の松木安太郎氏の質問に答えた。その中の霜田氏のある発言が、今、ファンの間で波紋を呼んでいるという。
「中山さんの『サブの小林悠がすごいキレていた』という発言に対し、霜田さんは『サブの方が強いです』『サブの方がずっと良い』『ひょっとしたらサブの方がアギーレの信頼も厚かったかもしれない』と力強く断言したんです。この発言の真意はわかりませんが、スタメン組を固定して戦ったアギーレジャパンだけに、ファンの間では疑問の声が上がっていますね」(スポーツライター)
日本代表は、過密日程による疲労で明らかにスタメン組はベストコンディションではなかったし、その上、ケガ人も続出して、ギリギリの状態で戦っていたことは間違いないだろう。さらには、番組内で中山氏が発言した通り、サブ組の柴崎岳は短い時間でゴールという結果も残し、結果も出している。では、なぜサブ組を使わずに、スタメン組を固定したのであろうか?
「サブ組を使わなかった理由について、霜田さんは『負けたら終わりだったから、代えられなかった』と、歯切れの悪いコメントを残しています。これにはファンからも『だったら強い“サブ組”を出せ!』『サブ組の方が若く、将来性もある!』と怒りの声。さらには『これは、“スタメン固定のスポンサー契約”を暗に示す、霜田さんからのSOSだったんじゃないか?』という声も関係者の間では上がっています』(同)
霜田氏の発言が、スポンサーの介入に対してのSOSだったのか、ただ単にベスト8敗退の言い訳にすぎなかったのか、その真意はわからない。しかし、どちらにせよ、暗いニュースばかりが蔓延する日本サッカー界、アギーレの後任探しや、今後の展望について、日本サッカー協会には賢明な判断を願いたいところだ。
(文=沢野奈津夫)
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