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ななみが貫こうとする“自分らしさ”とは?「『こういう系』って思われたくない」

「ギター女子にはなりたくないですね(笑)」

――ななみさんの音楽の下地は中学時代の引きこもり期間中にYouTube検索で養われたそうですね。その時期、それだけのめり込んで音楽関係の動画を観てたんですか?

ななみ:そうですね、やることがなかったので、一日一日が(笑)。ほんとネットの中で友達を見つけたり、Youtubeでいろいろ見たり。学校に行ってるより、断然楽しかったです。ひとりでも。

――オフィシャルの動画番組の「きつねとななみ」ではカバー曲を唄ってますが、選曲が面白いですよね。ああいう音楽もさっきの時期に接したものなのかな?と思ったんですけど。

ななみ:ああー、そうですね。「天城越え」(石川さゆり)とか、あんまりこの世代では、ね? でも演歌だからとか関係なく、「いい曲だな」っていうのがあったので。「勝手にしやがれ」(沢田研二)とか、ほんといい曲だなと思うし、「そういう時代はどんな作り方してるんだろう?」とか、今でも勉強のために振り返る時はあるし。「きつねとななみ」ではほんとに好きなものをやってるっていう感じですね。「ラブ・イズ・オーヴァー」(欧陽菲菲)とか。

――ほかに「残酷な天使のテーゼ」や「となりのトトロ」などのアニソンや、初音ミクの「ワールドイズマイン」も唄ってますけど、さっきのような70~80年代のヒット曲が多いのが興味深く感じたんですよ。

ななみ:へえー! 昔の曲のほうがいい曲ですから(笑)。今って、歴史に残るような曲って、そんなにないじゃないですか? あったにしても、たぶん昔の曲たちに勝てないと思うんですよ。私たちの世代は次から次へと新しいものが流行るから、どんなにいい曲でも、次から次へとポイしちゃうんですよね。でも私たちのお母さんお父さんの世代は1曲に対してすごい愛を持ってたと思うから、CDをちゃんと買ってたと思う。だからこんなに受け継がれてるんだろうなと思いますよね。

――そうですね、今のあなたぐらいの年齢はダウンロードが当たり前になってた世代だから、容量がいっぱいになるとその曲を消しちゃってたわけですよね。

ななみ:そうですね。ただ、私たちはそれが当たり前だから、それを非常識と言われても、わからない。だけど「自分はそのどちらにもちゃんと折り合いをつけて曲を作らないとな」というのもあります。CDを買うのは、心構えが全然違うと思うんですよね。真剣に音楽と向き合うことになるというか。私もほんとに自分がファンの方のCDは買ってましたけど、それが店頭に並ぶことはこんなにうれしいことなんだと、大切な宝物なんだなと思いました。

――そうですか。では違う観点からの質問ですけど、デビューしてから「期待の新人」とか「ギター女子」という言われ方をされることはどう感じてます?

ななみ:いや~、ギター女子にはなりたくないですね(笑)。私はたまたまギターで曲を作ってるだけだし、たまたま弾き語りでひとりで全国廻ったりしてたからで……今でも大っ嫌いです、ギター。歌に集中したい気持ちがあるし。でも大っ嫌いすぎて、もうすごい相棒になってる。ギターから教えてもらったことはすごくいっぱいあったし、何やかんや、こいつがないと曲作れないんですね。それに「ギター女子」っていう、その時代になっちゃったら、もう歴史になっちゃうじゃないですか。古くもなるし、新しくもなる。でも自分はそうなりたくないので、一緒にしないでほしいというのはありますね。だけど出会う方みんな「ギター女子じゃないよね」「あなたは違うよね」って言ってくれるから、うれしいですね。

――そうですね。ななみさんは、さっきのオーディション後にギターで弾き語りをするようになった人だから、もともとを思うと、ちょっと違うんですよね。

ななみ:そうですね。でも「私の人生、他人とかぶることはないだろうな」と思ってるので……経験してきたことが違うから。そこは人間ひとりひとり違うので、自信持ってますけどね。

――じゃあ最後に「こんなアーティストでありたい」「こんな曲を作っていきたい」とかは、何かありますか?

ななみ:うーん……「愛が叫んでる」が出た時に<バラード系女子なのかな>みたいに言われたことがあったんですよ。でも今回の2ndシングルは全然違うアップテンポの曲なので、<ななみってこういう歌を唄うんだ?>とツイートで書きこまれたりしたんです。自分はどんな曲でも、何でも書きたいんですよ。アイドルじゃないけどアイドルっぽい曲も書きたいし、アニソンも書きたいし、演歌だって書きたいし……やりたいことがいっぱいあるので「こういう系」って思われたくないです。だから<これはこうだから>ということにあまりとらわれず、その時(自分から)出たことをやっていきたいと思うし。でも誰かのきっかけになれたらいいなとも思うし、「世界を変えたい」という夢もあるので、そこはブレずにやっていきたいですね。ウソつかず、自分らしく、自分のままで唄っていこうと思ってます。

(取材・文=青木 優)

■リリース情報
『I’ll wake up』
発売:2月4日(水)
価格:¥1,111(税抜)
CRCP-10340 (e-stretch RECORDS/日本クラウン)

M-1:I’ll wake up
M-2:恋桜
M-3:偽愛
M-4:I’ll wake up ~instrumental ver.~

■ライブ情報
2月11日(水) 大阪:南堀江knave
2月13日(金) 京都:ROOTER×2

■インストアライブ情報
2月7日(土) 東京:タワーレコード池袋店 6Fイベントスペース 14:00~
2月7日(土) 東京:タワ-レコ-ド渋谷店 3F店内イベントスペース 17:00~
2月7日(土) 愛知:タワーレコード名古屋パルコ店 店内イベントスペース 13:00~
2月14日(土) 愛知:タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 店内イベントスペース 17:00~
2月21日(土) 京都:タワ-レコ-ド京都店 イベントスペース 17:00~
2月28日(土) 埼玉:イオンモール北戸田1Fセントラルコート 13:00~、15:00~
3月7日(土) 福岡:キャナルシティ博多B1サンプラザステージ 12:00~
3月7日(土) 福岡:リバーウォーク北九州ミスティックコート 16:00~
3月8日(日) 大分:タワーレコード大分店 FORUS入口前 特設会場 15:00~
3月8日(日) 大分:パークプレイス大分 センターステージ 18:00~
…and more

■オフィシャルHP  http://73music.jp/

最終更新:2015/02/05 09:00
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