「利権は妻・さくらさんではなく……」関西テレビ界を悩ます、やしきたかじん“看板料”問題の舞台裏
#やしきたかじん
昨年1月に亡くなったタレントで歌手の故・やしきたかじんさん。一周忌を終え、春改編に向けて在阪テレビ局の間で関心が高まっているのが「たかじん名義の番組をいつ終了させるのか」ということ。その一番のネックになっている“看板料”騒動の舞台裏に迫ってみると……。
先月29日、関西テレビの社長が会見を開いた際、たかじんさんの番組の看板料について言及。「何もしないのにお金だけ払ってる、という言い方はよろしくないと思う」と話し、看板料そのものが発生するかどうかは「ケースバイケース」としている。
「映像や作品の権利をどこが持っているのか、というのが一番の問題で、たかじんさんの場合は、百田尚樹氏の著書『殉愛』(幻冬舎)でお馴染みの妻・さくらさんが代表を務める事務所が持っており、在阪テレビ3局はそこに対して毎月、一定のお金を支払っています」(在阪テレビ局関係者)
だが、3番組とも「数字(視聴率)は基本、右肩下がりで、どの局も打ち切りたがっているのは事実。特にその傾向が強いのが『たかじん胸いっぱい』(関西テレビ)の制作陣ですね。実は『胸いっぱい』だけは、たかじんさんの息がかかっている制作会社に関わっていないんです。この制作会社の幹部が、たかじんさん死後のさまざまな疑惑や出版物に関して、大きな影響力を持っているとされている。もっといえば、たかじん利権でメシを食っているのは、妻のさくらさんではなく、この会社の幹部だそう。利権もネタもなくなれば、それこそ会社が倒産する可能性さえありますからね」(同)。
ただ、その制作会社が関わっている別の局のたかじん名義の番組ですら、1月に入り「打ち切られる方向で動きが出ている。少なくともリニューアルするタイミングで、制作協力から外そうとしている」(同)という。
たかじんにまつわる一連の騒動は、いつになったら落ち着くのだろうか?
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