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アオシマの合体プラモデルを一挙紹介!『アウトサイダー・プラモデル・アート』

61builrSdzL.jpg『アウトサイダー・プラモデル・アート』(双葉社)

 70年代後半~80年代初頭。あの頃、プラモデルは「おもちゃの王様」だった――。既存のアニメスケールプラモデルの概念を覆し、「創造のプラモデル」を標榜した青島文化教材社。


「ガンプラがつくれないならオリジナルロボットをつくろう」
「版権を買って原作に忠実なプラモをつくるより、合体ロボットにしちゃおう」

 そんな、極めて野心的で極めて創造性の高いプラモメーカーが生み出した、異形にして今見ると圧倒的にクールなプラモ群を紹介するビジュアルブック『アウトサイダー・プラモデル・アート』(双葉社)が発売された。

 当サイトの人気連載「バック・トゥ・ザ・80’S」でも好評を博したアオシマの「合体シリーズ」。本書は、あらゆるロボットを分離合体式のプラモデルに仕上げた「合体シリーズ」を網羅したビジュアルブック。頭だけ、腕だけ、足だけのロボットなど、今見ても圧倒的にクールなそのプラモ群は、まさに独創性と瞬発力の産物!

 また、当時のプラモ事情を知る関係者に取材し、ガンプラブームに沸き上がる当時の風潮と、そこにおいての「合体シリーズ」の意義をまとめ上げ、プラモ史のオーラルヒストリーとしても楽しめる内容となっている。

 80年代に少年期を過ごした人々の胸をアツくする一冊だ。

最終更新:2015/01/29 16:48
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