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元サッカー代表10番・岩本輝雄「AKBガチオタ」は幸せなほう……Jリーガー“第二の人生”模様

「現役時と引退後の生活のギャップになじむことができなかったのが原因でしょうね。特にスター選手はメディアの露出も多く、派手な生活だったのが、引退後は一クラブスタッフで地味な生活になりますからね。内心、鬱屈を抱えているケースが多いと思いますよ。ただ、逆の場合もあって、現役時よりも引退後の生活のほうが充実している元選手もいますよ。たとえば、ヴェルディ川崎などでプレーした石塚啓次氏は、大いにその才能が期待されましたが、当時所属していたヴェルディはカズ(三浦知良、横浜FC)やラモス瑠偉(FC岐阜監督)、武田修宏、北澤豪(ともに解説者)などスターぞろいだったため出場機会が限られ、現役時代は不遇をかこちました。しかし、引退後はファッションブランドを立ち上げ、これが大当たり。現在は、スペインのバルセロナでうどん店を開業したり、サッカー留学をコーディネートするビジネスに携わるなど、悠々自適の生活を送っています。人生という長いタームで考えれば、現役選手である時期はごくわずか。選手として成功することも大事ですが、その後のセカンドキャリアも同じくらい重要」(同)

 引退後もメディアの注目を集める解説者やJクラブ監督といったセカンドキャリアに比べると、岩本氏のAKBガチオタはステータス的には劣るかもしれない。しかし、幸せな引退生活を満喫している岩本氏を見るにつけ、元サッカー選手のあり方もさまざまだ、との感に堪えない。

最終更新:2015/01/23 21:00
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