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日刊サイゾー トップ > その他  > 結婚した綿矢りさの大失恋体験

キャリア官僚と結婚した綿矢りさ、数年前には大失恋で作家生命の危機も

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

wataya_01_150120.jpg「綿矢りさ『かわいそうだね?』文藝春秋特設サイト」より

 昨年、年の瀬の30日に、まるで芸能人のように結婚発表を行った作家の綿矢りさ。お相手は2歳年下の霞が関勤務のキャリア官僚で、「週刊文春」(文藝春秋)1月15日号の記事によれば、〈四年半前、小説の設定のため取材先を探していた際に出版社から紹介され、大学院生だった彼と知り合った〉そうだ。

 この文春の取材では、記者から結婚の実感について訊かれた綿矢は、「うーん、まだしたばかりなので、感想が生まれてくるのはもう少し後なんでしょうね。(中略)いずれ小説にするほうがつるっと出て来る気がします」と返答。しかし、じつは結婚発表から約1か月前に発売された文芸誌に、自身の結婚について匂わせる小説を発表していたのだ。

 それは、「文學界」(文藝春秋)1月号に掲載された掌編小説「履歴の無い女」。結婚して名前が変わったばかりの主人公である女性と、その妹が登場する作品なのだが、主人公は〈名前は約十年前にも、変わったことがあって、それは騙りで、私は名乗りたい名前を勝手に名乗りだした。まるで他人ごとのようなふりをして、本も出した〉と書いているように、綿矢自身を想起させる設定だ。この私小説ふうの作品のなかで、主人公は結婚への違和感のようなものを吐露する。

最終更新:2015/01/20 13:00
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