ジョギングのやりすぎでインポになる!? EDを訴えるランナーが急増中
#出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週のポストは読みでがある。ジョギングが流行だが、あまりやるとインポになるとポストが警鐘を鳴らしている。
横須賀女性泌尿器科・泌尿器科クリニックの奥井識仁院長がこう話す。
「勃起障害(ED)を訴える患者の中にランナーが増えています。その原因は、体内で分泌される男性ホルモンのテストステロンの減少です。ジョギングのやり過ぎによってテストステロンが減少し、元に戻らない状態が続いていると考えられます」
テストステロンは睾丸から分泌され、筋肉の発達や骨格の増強を促す男性ホルモンの一種で、性欲や勃起力の強化・維持などにも影響するそうだ。加齢と共に減少するが、運動すれば体が筋肉や骨格を維持しようとして生産能力が高まるとされる。
ジョギングは、この「男らしさホルモン」を増やしそうなものだが、
「実は、過度の運動は逆効果なのです。テストステロンが消費されるばかりで生産が追いつかない状態になってしまうからです」(奥井氏)
しかも数あるスポーツの中でも、ジョギングはテストステロンの消費が激しいというのだ。奥井氏はこうアドバイスしている。
「中高年男性ならば、過度の運動を避け、時速10キロ以下のスロージョギングを約30分程度。それとは別に、下半身の筋力強化のため腰をゆっくり下ろすスクワットを1日10回程度行うといいでしょう。そして、テストステロン値を十分に回復させるために、それらの運動は週2~3回、運動の間には1~2日の休みを入れるのが理想的です」
「男らしさをアップさせるためには突っ走らないことが大切なようだ」とポストは結んでいる。
ところで、日本マクドナルドが深刻な危機を迎えている。日本中をマック・バーガーで埋め尽くしたのに、立て続けて起きている異物混入“事件”での対応のまずさもあって、売上は急降下だと週刊文春が報じている。
ビニール片、プラスチック片、鉄くず、羽虫、歯……。昨年夏には使用期限切れの中国産鶏肉入りナゲットが発覚し、昨年8月には前年同月比25.1%減となってしまった。このままいけば、14年12月期の連結純損益は11年ぶりの170億円の赤字に転落する見込みだと文春は書いている。
そこにこの異物混入“事件”だから、好転しようがない。謝罪会見にサラ・カサノバ社長が姿を見せなかったのも不評だ。だがそれ以上に、いまの崩壊の原因をつくったのは、現在あのベネッセ社長を兼任する原田泳幸現会長にあると、元幹部は難じている。
「原田氏は100円マックなどのデフレ戦略を成功させたといわれていますが、その一方で充実した研修システムは削っていった」
原田氏はアップル日本法人社長から日本マクドナルドのトップに就き、7年間悪化していた業績を8期連続で成長させたことが評価されているようだが、ジャーナリストの有森隆氏によれば、「原田マジックとは、フランチャイズ店(FC)の売却益を利益に計上して、見せかけ上の増益をつくっただけです」と厳しい。
人間落ち目になると世間の見方が変わってくるのはよくあることだが、原田氏はベネッセの顧客情報流出事件でも対応の悪さを露呈して、経営能力に疑問が付くのは致し方ないようだ。
原田氏のことはどうでもいいが、マックはこのままいくと相当な数の店を閉じなくてはならないだろう。
アメリカでは健康志向のハンバーガーチェーンが店を増やしていると聞く。日本でもマックのような安いがカロリー増量の不健康なハンバーガー店は淘汰されていくに違いない。かといって、今さら「体にいい健康マック」を売り出しても、客はそっぽを向くであろう。アメリカの象徴であったコカコーラとマックが世界中から消えていく日が、現実になるかもしれない。
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