NHK『花燃ゆ』プロデューサーが「イケメン揃えました」発言、「甘く見るな」「発想が安易」と批判殺到中
#ドラマ #井上真央 #大河ドラマ #花燃ゆ
NHK大河史上最低レベルの視聴率が続く『花燃ゆ』の制作サイドの意向に対し、ネット上で批判が相次いでいる。
発売中の「女性セブン」(小学館)の新ドラマ特集において、『花燃ゆ』の製作総指揮を務める土屋勝裕プロデューサーが、「女性たちに見てほしい」との思いから、「そのための入り口の1つとして、イケメン俳優たちをキャスティングしました」とコメント。これに対し、ネット上では女性から「大河に求めてるのは、そういうことじゃない」「発想が安易」「視聴者を甘く見るな」という反論が飛び交っている。
吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文が主人公の『花燃ゆ』は、メインキャストに伊勢谷友介、大沢たかお、東出昌大、高良健吾、要潤、瀬戸康史といったイケメンを大量投入。4種類作成された宣伝用の2ショットポスターでは、「幕末男子の育て方」というキャッチコピーと共に、主演の井上真央が、大沢の手をつかんで見つめ合ったり、東出を膝枕したり、伊勢谷の頭をナデナデしたり、高良に平手打ちをしたりと、まるで恋愛ドラマのようなビジュアルだ。
放送が始まると、ネット上では「期待はずれ」「大河っていうか、朝ドラみたいな脚本」「歴史軽視」などと、脚本への批判が殺到。初回は平均視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、過去の大河では見ない低調スタートとなり、その後も第2話13.4%、第3話15.8%と惨敗中だ。
「過去の大河も、イケメンが多く出演していたことには変わりないが、今回は制作スタッフ自ら『イケメン揃えました』と明言。放送前からそこを全面に押し出し、まるで民放ドラマの宣伝のよう。そんな制作側のスタンスが、女性視聴者や大河ファンは鼻に付くのでしょう」(芸能ライター)
だが、そこには大河スタッフの苦悩がにじみ出ているという。
「かつて、全話平均で20%超えが当たり前だった大河ですが、2010年以降は15%超えも厳しい状況。同局ドラマのもう1つの柱である朝の連続テレビ小説にも負けっぱなしで、大河の存在感は薄れるばかり。そんな事態を打破すべく、朝ドラ風の大河で女性視聴者の取り込みを狙いましたが、仕掛けた戦略が裏目に出てしまった印象です」(同)
まだまだ先は長い『花燃ゆ』。番組の狙い通り、イケメン役者に女性視聴者が釣られ、視聴率回復を見せることはあるだろうか?
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