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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > バナナマン日村の副音声に賞賛

『紅白』副音声で他局ネタ連発“大暴れ”のバナナマン日村勇紀に絶賛の声

banana0107.jpgホリプロ 公式サイトより

 前回の視聴率を下回ったものの、サザンオールスターズや長渕剛、中島みゆき、中森明菜ら大物アーティストの出演で、それなりに見どころの多かった昨年大みそかの『第65回NHK紅白歌合戦』。だが、そんな大物たちを尻目に、視聴者的に最も話題を集めたのは、お笑いコンビのバナナマンではなかっただろうか。


 自由すぎる副音声の中継で笑いを取ったバナナマンだったが、とりわけ日村勇紀が八面六臂の大活躍。郷ひろみのステージに乱入しては、持ちネタである郷のモノマネでキレキレのダンスを披露したり、おネエキャラ「ヒム子」に扮して、関ジャニ∞の渋谷すばるに抱きつくなど、大いに会場を盛り上げた。

「副音声の中継では、レギュラー出演しているラジオ番組『バナナムーン GOLD 』(TBSラジオ)を思わせる軽妙なトークを披露していたし、日村のパフォーマンスも含め、紅白ではバナナマンの魅力が余すところなく発揮されていました。特に、日村は芸人としての“底力”をあらためて見せつけた格好です。それも、よりによって他局でのネタを臆面もなくやっていましたから(笑)。郷のモノマネは『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)だし、ヒム子は『ゴッドタン』(テレビ東京系)でおなじみのキャラで、従来のNHKのスタンスからすると考えられませんよね。最近は、2012・13年と2年連続でテレビ番組出演本数ランキング1位に輝くなど、相方の設楽統のほうがクローズアップされる機会が多かっただけに、紅白での日村のパフォーマンスは際立っていました」(お笑いに詳しい芸能ライター)

 中堅芸人としてブレークするまでのバナナマンは、日村のユニークなビジュアルと幼少時の貴乃花のモノマネが売りで、どちらかというと設楽は日村の陰に隠れる存在だった。だが昨今は、トークや仕切りの能力の高さによってネタ作りを担当する設楽の存在感が次第に強まり、コンビを引っ張っていた。

「何よりも、設楽が朝の情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)のMCに抜擢されたことで、バナナマンの従来の支持層とは異なる主婦層などに認知度が高まったことが大きい。もちろん、日村の存在感が薄いということでは決してなく、テレビでの日村は、とんねるずの番組でロレックスやポルシェなどの高額商品を無理やり買わされるといった“いじられキャラ”の側面が強く、本来の能力の高さである芸達者な部分というのは、テレビで披露する機会になかなか恵まれなかった。“ヒム子”にしてもあんなに面白いですが、テレ東の深夜番組ですからね。知らない人のほうが多い。しかし、今回の紅白出演で、“やっぱり日村は面白いんだ”ということが全国の幅広い層に認知されたわけです。これまで人気や存在感がコンビのどちらかに偏っていた感のあったバナナマンですが、これでガッチリと両輪がかみ合ったといえるでしょう。4月の改編期では、これまで以上に多くの番組にキャスティングされると思いますよ」(同)

 テレビ出演だけでなく、質の高い単独ライブを毎年開催することでコアなお笑いファンからの評価も高いバナナマン。今年は、彼らの当たり年になるかもしれない。

最終更新:2015/01/07 11:22
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