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女子アナ名鑑 特別編

結婚ラッシュ、水卜ちゃん二冠、内定取り消し騒動……女子アナ事件簿2014

■カトパンが体調不良で番組を途中退席

 10月27日に放送された『めざましテレビ』で、カトパンことフジ・加藤綾子アナがいきなり画面から消えるという異常事態が発生した。理由は体調不良のため、退席して病院に直行したとのこと。翌日も同番組を欠席することになり、メインキャスターの三宅正治アナから「風邪」と説明された。彼女のほかにも、昨年に脳梗塞で休養したテレ東・大橋未歩アナに続いて、同局の紺野あさ美アナも今年の4月24日から体調不良を理由に休養を発表(7月20日に復帰)している。タレント化が顕著な女子アナはアナウンス以外の仕事も多く、とくにエースアナはレギュラーや特番に加えて社内業務など、尋常ではない仕事量をこなさなければならない。人気アナの宿命とはいえ、倒れるまで酷使するのはさすがに行きすぎ。テレビ局にはエースの健康状態に留意する配慮を求めたい。

■新人アナたちの抜擢ラッシュ

 今年は例年以上に新人アナたちの話題も多く取り沙汰されている。まず、TBSではADから女子アナに異例の転身を遂げた笹川友里アナが『王様のブランチ』でデビュー。テレ朝では入社1年目の山本雪乃アナが、1981年から続く名物番組『熱闘甲子園』のキャスターに就任して、各メディアを驚かせた。また、フジでは永島優美アナがエースアナへの登竜門である冠番組『ユミパン』をゲット。ほかにもサッカー番組『MONDAY FOOTBALL R』のMCや『めざましテレビ』の情報キャスターなど、現在はレギュラー5本を担当して新人とは思えない活躍を見せている。これらの積極的な起用によって新人が台頭してくると、各局のエース争いも激しさを増して、より魅力のあるアナドルが登場していくに違いない。

■総論~2014年は転換点の年~

 2014年の女子アナ界は、元キー局の女子アナによる水着グラビア、ADから女子アナへの転身など、これまでにない出来事が多かったように思われる。ほかにも、12月にはオリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」が発表され、日テレの水卜麻美アナが二冠を達成。同ランキングではテレ東系『モヤモヤさまぁ~ず2』での破天荒なキャラクターで人気を集めている狩野恵里アナも6位に入賞していて、視聴者に求められる“女子アナ像”が清楚でおしとやかなものから変わってきていることが感じられた。

 また、内定取り消しや人気アナの体調不良など、テレビ局の暗部について問題視されるようなニュースも噴出。これらはどのテレビ局も他人事ではない問題であり、採用問題や起用方法などを再考する必要性を求められることになる。

 良いことも、悪いことも、いろいろな意味で女子アナ界が大きく変わりつつある転換点となった2014年。この動きを受けて、来年は彼女たちや女子ファンにとって、よりよい一年になることを期待したい。
(文=百園雷太)

最終更新:2014/12/31 15:00
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