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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

週刊誌に激高した泉ピン子に“敵”が多いワケ「共演者やスタッフをいじめ倒し……」

 その後、ピン子が『おしん』や『渡鬼』の脚本家である橋田寿賀子さんの威光をかさに、新人女優やえなりかずきをはじめとした共演者、それにドラマスタッフに対するいびりやいじめを繰り返したことは、彼女に近い人間は誰もが知っている。ところが、熱愛ゴシップにしてもいじめにしても、それらが表面化しなかったのは、ピン子がブレークするまで支えていた辣腕マネジャーがいたからだ。

 しかし、この人のいいマネジャーは、お世話になっていた劇団の社長から、売り出し中の女優のマネジメントを手伝ってくれと頼まれ、そのことに嫉妬したピン子に、有無もいわさずクビにされた。しかもその際に、マネジャーがピン子の仕事のために使ってきた営業費を返還するように迫ったという。

 人から受けた恩を感じず、仇で返す。まるで“鬼”だ。その後、所属していた事務所から3億円ともいわれる仮払金の返還訴訟を起こされたのは、あまりにも皮肉な話だ。

 共演者やスタッフをいじめてきたピン子が“芸能界のご意見番”とは片腹痛い。彼女が偉そうにテレビでしゃべってるのを見て、不快な思いをしている“敵”は少なくないはずだ。ピン子は、週刊誌に自分のゴシップがなぜ書かれてしまうのか、原因はどこにあるか真摯に考えるべきだろう。
(文=本多圭)

最終更新:2015/01/05 18:19
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