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週刊誌スクープ大賞

薄給の現役CAが社内で売春サークル?「顧客はパイロットで、1回5~8万円」

 この評論家氏のおすすめの店にはいくつか行ってみたが、確かに料理のうまい店もあるが、値段が高い。これでは居酒屋ではなく、割烹ではないか。高くてうまい店なら教えてもらう必要はない。安くてうまくて居心地のいい居酒屋など、こうした評論をしている人間には探せないのだろう。困ったものだ。

 スッチーが高嶺の花だった時代は、確実に終わりを告げている。昔のデパートガールと同じ道をたどりそうである。古いね~。

 ポストによると、CA(キャビンアテンダント)が高給取りで、30歳で年収1,000万円といわれていたのは20年以上も前の話。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、04年の25~29歳のCAの平均年収は約498万円だったが、13年は約391万円。10年間で100万円以上も減少したそうだ。

 そのためばかりではないだろうが、身体を張ってアルバイトをするCAがたくさんいるのだそうだ。深田恭子似の30歳のCAはこう告白している。

「私なんてまだおとなしいほうですよ。羽田空港には巨大なCAのロッカールームがあるんですが、みんなでバイトの結果を報告し合っています。この前、大きな声で“3日もステイしたのに2人だけ。6万円しか稼げなかった”とかこぼしていた子がいました」

 CAの給料の低下は、08年のリーマンショック以降に加速した。同じ彼女が続ける。

「07年入社のCAが数年前、稼ぎたいCAを集めて“売春サークル”を作っていたと社内で噂になっていました。顧客はパイロットで、彼女に電話を1本入れれば、ヤレるCAを紹介してもらえるんです。女衒役ですよね。1回5~8万円ぐらいだったと聞いています。ただ、少し前に幹部の耳に噂が入ったことがきっかけで、その女性は辞めちゃったようです。それでも、サークルにいたCAは今も社内に残っているので、そういうバイトが今も続いているんです」

 現役CAの在籍を謳うデリヘルもあるという。別のCAがこう語る。

「女の子に、CAの専門用語や立ち居振る舞いなどを教えるバイトを先輩に紹介してもらったのがきっかけでした。もちろん自分が働くつもりなんてまったくなかった。でも、お店のイケメンマネージャーに“会員制の高級デリヘルを紹介する。キミは本物だし若いから90分6万円でも使命が付く”と言われて……。今しかできないことだから、お休みのときだけ出勤しています」

 そうした状況を、会社が知らないわけではないという。国内大手航空会社の人事関係者の話だ。

「CAとパイロットの交際や浮気、ステイ先での情事などが多数報告されており、問題視されています。特にステイ先でパイロットを誘惑するCAを『ピンクCA』と呼び、彼女たちの名前をリスト化した『ピンクファイル』も作成されています。今やネットの掲示板にCAの性生活が暴露されるケースもある。会社として、彼女たちの業務外の行動にも注意しなくてはいけなくなった。フライト前に“あの子はピンクちゃんだから、気をつけてください”とキャプテンに忠告するケースも実際にあります」

 スッチーがCAと名前を変えたのが凋落の始まりだと、私は思っているのだが。

 さて、文春で鷲田康が「ファンの多くは映画の中の高倉さんの姿を見て、日本人としてのあるべき姿を学んだのではないでしょうか」という長嶋茂雄の言葉を紹介しているが、高倉健は「昭和の男」の最も良質な面を我々に遺していってくれたと思う。

 月刊の文藝春秋が「病床で綴った最後の手記」を載せている。期待して読んでみた。短いものである。

 健さんらしく諸行無常で始まり「僕が最初にそれを味わったのは、終戦、あの八月十五日」だったと書き出す。

 大学を卒業して東映のマキノ光雄に見出されたが、演技ができず見学してろといわれ屈辱を味わう。昭和残侠伝などでスターの座に駆け上がるが、同じような筋立てで精神的にも肉体的にも追い詰められ、撮影所を抜け出して数十日間の孤独なストライキをした思い出や、大阿闍梨酒井雄哉氏との出会いと親交、映画『八甲田山』の厳しかった撮影現場について書き進めている。

 死の4日前に書き上げて編集部に送ってきたそうだが、読む限り、死が迫っているという切迫感や悲壮感は感じられない。『八甲田山』の監督・森谷司郎がロケ中に酔っ払って、「健さんは、どうしてそんなに強いの?」と泣きながら抱きついてきたとき、「僕はしらふで、『生きるのに必死だからですよ』と、つい本音が口を衝いた」とあるが、ここが人間高倉健の真骨頂か。

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