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週刊誌スクープ大賞

薄給の現役CAが社内で売春サークル?「顧客はパイロットで、1回5~8万円」

 さくらと実娘の間で一番こじれているのは、たかじんの遺産をめぐる問題で、遺産は総額で8億円ともいわれているそうである。遺言には「6億円程度を大阪市などに寄付し、娘H子には相続させない」と書かれているという。

 そのほかにも金庫に2億8,000万円のおカネがあったというが、そのうち1億8,000万円は、さくらさんがたかじんと「業務契約を交わしていて、毎月一定額の支払いを受ける約束になっていた」から、彼女のものだと主張している。

 夫婦なのに業務委託契約を結んでいた? 仕事内容は「セクレタリー業務」となっていると新潮は書いている。そのほかにもさくらさんは、元マネジャーに対して使途不明金の返還請求訴訟を起こすこと考えているそうだ。

 失礼だが、こうしたことが事実なら、このさくらという人物、カネに恬淡とした女性ではないようである。

 朝日は「Hさんに取材せずに作品を世に出したことに問題はなかったのか。幻冬舎と百田氏に見解を尋ねたが、『現在係争中であり一切の回答を差し控えさせていただきます』」と書いている。

 ちなみにH子さん側の弁護士は、私と旧知の講談社の顧問もやっている人間である。

 フライデーにはさくらの「告白手記」とたかじんの「遺言書」が、ご丁寧に袋とじになって載っている。

 売りは丸ごとさくら側の言い分と、遺言書にある「全ての現金は・家鋪さくらに相続させる。遺言者は、子である家鋪(旧姓)(実名)には、遺言者の財産を相続させない」と書かれてある部分であろう。

 文春は百田尚樹の弁明。新潮はさくら寄りの記事の作り方。フライデーは100%さくら側。娘の言い分をそのまま載せているのは、週刊朝日だけ。これを見るとメディアに対する百田の「圧力」が強いことがよくわかるが、ここに女性自身が参戦した。

「これまで本誌は3年近くにわたり、たかじんさんの親族へ取材を重ねてきた。そこで彼らが語っていたのは、ぶっきらぼうながらも親族への愛情を忘れない彼の姿があった」

 H子さん側に、頼もしい助っ人が現れた。

 女性自身は、さくらさんがたかじんと出会った当初、彼女は彼を知らなかったと証言しているところを衝いている。

 彼女は兵庫県明石市に育ち、地元の商業高校を卒業している。彼女の同級生がこう語る。

「彼女は幼い頃から明石に住んでいましたよ。たかじんさんは、当時からかなりの人気者でしたから、この辺で彼を知らないのは、東京でタモリさんや北野武さんを知らないと言っているようなものです。ありえないでしょう?」

 重婚疑惑についても、こう指摘する。

「さくら氏は12年3月に日本国内での離婚が成立したと疑惑を否定。だが、行政書士の荒木康宏氏はこう語る。『原則的に国際結婚や離婚は双方の国で書類を提出しなければなりません。イタリアで離婚届を提出していた場合、離婚するにはまず別居の申し立てが必要です。そこから3年後を待って裁判所へ申請をし、離婚が成立するのです』さくら氏は『離婚に向けての話し合いを始めたのは’11年5月』と語っている。イタリアで結婚届を提出していれば、離婚が成立するのは、どんなに早くても’14年5月以降となる。日本国内で重婚とはならないため違法性はないが、彼女が主張するように“正統な結婚・離婚だった”と言えるのだろうか」

と、疑問を呈している。

 たかじんが2度目の結婚&離婚した女性がいる。本の中ではたかじんが「彼女がヨリを戻したいと言ってきているが、その気はない」といい、彼女が葬儀でさくらに「グロイよ」と言ったと書かれている。彼女の親族は憤りを隠さず、こう語っている。

「本が出て、すぐ彼女から怒りのメールが来ました。『そんなことは絶対に言っていない』と言っていました。それに、ヨリを戻したいと言っていたのは逆。たかじんさんは彼女にずっとラブコールを送っていましたから。彼女は別の男性と結婚しています。それでもたかじんさんは諦めきれず、私にも『なんとか(前妻との)仲を取り持ってほしい』と言ってきたんです」

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