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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > ローラはなぜ自由なのか?
週刊!タレント解体新書 第17回

ローラはなぜ自由に生きられるのか? フジテレビ系『SMAP×SMAP』(12月8日放送)ほかを徹底検証!

【3】ローラはいつも笑っている

 そういえば、ローラはいつも笑っている。なので、数えてみた。中居正広と二人でしゃべる8分01秒間で、彼女は実に25回も笑っていた。19.2秒に1回は笑っているという計算になる。この頻度で、笑っているのだ。ほほえむのではなく、声を上げ、ときに手を叩いて笑っている。林家パー子でも、これほどは笑っていないのではないか。相手の話を聞き、そして自分の話をしながら、ローラはくるくると笑っている。

 ローラはたぶん、生きていること自体が楽しくて仕方ないのだろう。そしてそれは他人事ではなく、我々にもできることだ。難しい顔をするのは簡単である。だけど、それはひどくつまらない。ローラのようにかわいい顔で笑うのはちょっと難しいかもしれないが、それでも真顔よりは笑顔のほうがずっとマシに見える。笑ってみよう。それは人間だけに許された、とびきりの歓びなのだから。

【検証結果】
 ローラはいつでも今を生きている。今を生きることそのものを楽しんでいる。テレビにおいて、それをやり続けた先人が一人だけ存在する。彼は、今年の4月からはお昼の顔ではなくなったが、いつでも今を肯定していた。彼が毎日お茶の間に向かって新宿アルタから呼びかけた「いいとも!」というかけ声は「オッケー!」という口癖に形を変えて、ローラの中でいまだ生き続けている。
(文=相沢直)

●あいざわ・すなお
1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。
Twitterアカウントは @aizawaaa

最終更新:2014/12/12 18:00
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