インスタント食品の必需品、フリーズドライ野菜をおなかいっぱい食べる鍋
#スズキナオ #勝手にしらべ隊
カップ麺やカップ焼きそばに入っている乾燥具材が好きだ。あのシャクシャクした歯ごたえ、素材本来の味を残しつつも、どこか独特の風味。
その多くが、「フリーズドライ」という製法で作られたもの。フリーズドライという言葉通り、マイナス30度の低温で食材を一気に凍らせた上で真空状態を作って水分を飛ばすという方法である。
具材の中に水分がほぼ残らないので保存期間が延び、また、軽量になるので携帯性も高まる。考えれば考えるほど、インスタント食品向きだ。
そのフリーズドライの具材ばかりをおなかいっぱい食べてみたい! と、私は常々思ってきた。いつも食べ足りなかったあの具。スープの底を何度も箸でかき回しては、お前を探してきたね。そんな切ない思いとも、今日でお別れである。
今回、寒い季節の定番である鍋料理とフリーズドライ食材を組み合わせた「フリーズドライ鍋」を作って食べてみることにした! フリーズだしドライだし、名前はちょっと鍋ものらしくないが、さあ、おいしいのかどうなのか!
作り方は簡単、水炊き鍋の要領で昆布からダシをとり、そこにフリーズドライ素材を投入するのみ。そして、ポン酢をつけていただく。今回は、このような具材で挑んだ。
・ねぎ
・白菜
・油揚げ
・えのき
・キャベツ
フリーズドライに、えのきがあるとは知らなかった。水炊きにキャベツという組み合わせは珍しいかもしれないが、フリーズドライというと、あのカップ焼きそばのキャベツが真っ先に思い浮かぶ私としては外せないところだ。ちなみに、これだけの具材を購入するのに2,000円近くかかった。普段の私の食生活からすれば、ずいぶんなセレブ鍋である。
さて、具材をお皿に開けてみよう。当たり前だが、生の具材と比べて大変コンパクト。会社帰りにお父さんが「おっ、今日は鍋かー! いいな」とは絶対に思わないであろう見た目だ。それにしても、どれも賞味期限までかなり余裕がある。油揚げなんか、ほぼ1年近くもつ。来年の冬も、フリーズドライ鍋ができるぞ。
鍋に具材をサササーッと入れ、しばらくグツグツ煮込むと出来上がり。見た目的にはなんというか、相当地味である。アースカラー主体。にんじんでも入れておくべきだった。どんな角度で写真を撮っても、おいしそうに映らない。
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