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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 加藤有加利の『パラレルワールド』
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.30

「常に“人生は戦いだ”と思っている」【加藤有加利/yucat】の『パラレルワールド』は終わらない

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の30回目! 今回は元RYTHEM(リズム)、現在は堀江由衣さんや田中理恵さんに楽曲提供もこなすアーティストの加藤有加利/yucatさんが来てくれました!

――本日は加藤さんとしても、yucatさんとしてもいろいろなお話を伺いたいと思います! 初歩的な質問で申し訳ないんですが、デビューのきっかけは?

加藤 高校生の時に、中学からの親友と一緒に『第二の中島美嘉になれる!』っていうオーディションを受けたんですよ。当時はまだ16歳だったから、もう「え? なれるんだ!? なりたい!!」っていう単純な気持ちで受けて(笑)。

――第二の中島美嘉に!? 私、加藤さんと同じ年で、その年の時も「De☆View」と「月刊Audition」を読みあさっていたので、親近感が湧きます。オーディションってなかなか受からないですよねぇ(しみじみ)。

加藤 あ、いえ、それに合格して、それがデビューのきっかけです……。それから育成期間があって、曲も自分たちで作り始めて、それが運良くテレビアニメ『NARUTO』のエンディングテーマに決まって……もう本当に運だけ(笑)。

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――初めてのオーディションで、そんなことが! そういうのって、すべてやらせだと信じていたので驚きです! ちなみにそのオーディションには、お友達と一緒に合格したんですか?

加藤 そうなんです。でも、そのオーディションの時に、やっぱり聞かれましたね。「どっちかだけ合格って言ったらどうする?」って。

――うわぁ、気まずい。

加藤 なので、「なら辞めます。違うの受けるんで」って言ったら、そのまま決まりました(笑)。それから、その友達とRYTHEM(リズム)っていう2人組になって、8年くらい続けました。

――8年ってかなり長いですよね。どうして解散に?

加藤 2人とも、10代の頃に「歌手になって歌いたい」っていう気持ちだけで始めたけれど、楽曲を自分で作って、音楽を届けていく立場になると、お互い成長とともに変わってきたこともたくさんあったので、「これからは、お互いにやりたいことをやってみようか」って。事務所の人は「辞めないで」って言ってくれたんですけど、みんなが止める中を振り切って解散しました。

――せっかく第二の中島美嘉になるところだったのに……!

加藤 そこはもう、なかったことになってますね(笑)! 中島美嘉さんと同じプロデューサーだったんですけど、はじめの段階から、もう「オーディション名はそれでしたけど、そうはならない」とハッキリ言われましたし(笑)。

――看板に偽りあり! でも、解散してからはソロプロジェクトのyucat(ユキャット)の活動も始まりましたね。ソロでやるのは、前から決めていたんですか?

加藤 いえいえ、ソロをやるって考えはなかったんですけど、そういうタイミングが来てしまったので(笑)。改めて「自分がどうしていけばいいのか」を考えましたね~。

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