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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > バ吾語る、D関の「引き寄せ力」
ダイナマイト関西2014DVD発売記念

祝15周年! バッファロー吾郎が語る「大喜利暗黒期と、ダイナマイト関西の“引き寄せ力”」

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――出したい答えを出せないジレンマがあったと。

竹若 大喜利自体が何か分からないお客さんと、お客さんが何を喜ぶのか分からない芸人と、うまく交わることができない時代が確かにあったと思います。ただ、回数を重ねるにつれて、着実にお客さんの見方が変わってきた。演者もやりたいことを、よりシャープにできるようになりました。初めの頃は近しいメンバーでやっていましたが、ダイナマイト関西のコンセプトでもある「ごちゃごちゃ言わんと、誰が一番おもろいんか決めたらええんや」に基づいて、よしもと以外の事務所だったり、他ジャンルの人だったり、なんだったら一般の方々にも参加してもらったことが一つの転機だったとは思います。よりダイナマイト関西が競技らしく、スポーツっぽくなった。

――今回はワールドカップにちなんで、リーグ戦で勝ち点を争うという形でしたね。

竹若 これも、言うたら初めての試みです。だから僕らも、どういう反応になるかまったく確証を持てないまま走りだしまして。でもいいように転んでくれたし、思いがけないドラマも生まれたので、やってよかったと思います。

A 今回、浅草公会堂で行われた決勝リーグで、オープニングのVTRをPRIDEの煽りVを作っている佐藤大輔さんにお願いしたんですね。しかし、ちょっとアクシデントがありまして、予定していたロケができなくなってしまったんです。急遽、新しいネタが必要になったんですけど、1週間しかない。僕は大輔さんの作るVが大好きだから、どうしてもそこは譲りたくない。そうしたら大輔さんから「話し合いましょう」と言ってくださり、なんとなんと、あの大輔さんと僕が一緒にオープニングVを作るという運びになってしまったんですよ!! 僕からしたら、憧れの料理人と一緒に料理作らせてもらうみたいなもんで、それは自分の人生にとっても衝撃的な出来事でした。

――「60億分の1の煽りVアーティスト」と称されるお方と!!

A そうですよ。とはいえ、じゃあどういうふうにやっていきましょうかと。僕は半年間のリーグ戦をずっと見てきたので、そこから想起するキーワードを大輔さんに投げます。その中で大輔さんのアンテナに引っかかるものがあったら、取り上げていってくださいと提案しました。僕があれやこれや言うのを大輔さんがうなずきながら聞いてくださり、お互いの思いが交差したところでストップ、そこから具体的な形をイメージして……あんな素晴らしいオープニングが完成しました。

――ちなみに、2人の思いが合致したキーワードとは……。

A はい、「目黒のさんま祭り」です。

全員 (爆笑)

A 「今回僕の中では、目黒のさんま祭りが大きなテーマで」と言ったら、「いいですいいです、そこに着地させましょう!」と。

――なんとクリエイティブな!!

A ロケができないというアクシデントがなければ、こんな経験はできなかったと思う。とにかくダイナマイト関西はいろいろな人同士を出会わせ、結び付けてくれるイベントなんですよ。

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